2012年06月02日

学部案内2013(卒論テーマ紹介)~知能機械工学科~

昨日「学部案内2013」完成のご報告をさせていただきましたので、早速中身のご紹介もさせていただきます。
ご紹介させていただくのは「卒論テーマ紹介」のコーナーについて。


graduation research IME.JPG

今回、知能機械工学科の卒研発表会での西口くんの発表の様子をお伝えします。
西口 工くん(ロボット制御研究室・香川県立土庄高等学校出身)のテーマは「凹凸路面に対応するアクティブキャスタ駆動機構の研究」です。

タイトルページが出た瞬間、スライドのデザインについて聴講者から「なんでタイトルが斜め!?」との声が上がりました。西口くん曰く、「他の人と同じなのは嫌だから。」とのこと。このオリジナリティへのこだわりは技術者としても大切な発想ですよね。出だしから聴講者の関心をグッと引き寄せていました。

presen_mr.nishiguchi.JPG

アクティブキャスタとは、椅子などに付いているキャスタにモーターを内蔵し、動力を付加したもので、西口くんはタイヤが物に乗り上げた時の空転を解消するために凹凸路面に対応するアクティブキャスタを製作しました。

まず、3DCADを用いてキャスタの設計をし、荷物との接続部分とキャスタの車輪の間にバネを取り付けるという工夫を加えました。そして、キャスタが接地する路面の角度と荷物の重さへの耐荷重について、1㎏ずつ錘を加え、バネの曲がりを計測するなど荷重角度実験を繰り返し行いました。

active caster_made by mr.nishiguchi.JPG

走行実験では、最大傾斜10度の路面上で、上り切ることはできなかったものの、空転することなく路面に両輪とも接地した状態を保てたとの成果を得られました。

発表後、先生方から改善点として「モーターのパワーを上げる、またはタイヤの摩擦力を上げてはどうか」、「車輪自体が傾斜角度に応じてずれるものにしてはどうか」などの提案が出されました。

今回の発表会を聴講し、先生と学生の良い関係性があってこそ、新しい可能性が生まれ、質の向上をめざす学生の技術が洗練されていくのだなと改めて感じました。

投稿者 umeco : 12:00 | トラックバック (0)