2012年03月21日

次世代基盤技術研究所において講演会及び施設見学会が行われました

3月2日(金)、次世代基盤技術研究所において、一般社団法人 日本自動車部品工業会 クッション性分科会による講演会が行われました。

講師は、近畿大学総合社会学部 前田節雄 教授です。

前田先生は、長年にわたり、日本工業規格・国際規格をはじめとする工業標準化事業に貢献されてきた方で、その功績が称えられ、平成23年度 工業標準化事業表彰 経済産業大臣表彰を受賞されています。

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今回の講演テーマは、「シートの乗り心地評価方法」でした。

“入力振動+座席特性=座席から人に入る振動”
座席から人に入る振動に対しての人の「乗り心地評価」と「シートの物理特性」及び「振動評価」との関係を明らかにすることが必要とのことです。乗り心地評価の考え方など、当該分野の貴重なお話を聞くことができました。シートの乗り心地評価方法は、乗り物の開発をしていく上でとても重要であることがわかりました。

ISO/TC108 SC4(機械振動・衝撃の人体への影響)において、ISOのJIS化と整合化に貢献されてきた前田先生の講演会とあって、聴講者からの質問も活発に行われていました。

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講演では、ISOの由来や概要、国際規格に関するお話も聞くことができました。
国際標準化機構の英語表記“International Organization for Standardization”の頭文字は「IOS」となり、ISOではありません。ではなぜ、ISOなのかというと、1947年に組織が動き出した時の委員会のメンバーが、同機構が策定する国際標準(世界共通)の規格に「同等の」あるいは「相等しい」ということを意味するギリシャ語の「ISOS」、英語の「ISONOMY」や「ISOMETRIC」の接頭語の3文字「ISO」を、国際規格の呼び名を意味する言葉として選定したからだそうです。

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次世代基盤技術研究所内の研究・実験施設見学会も行われました。
参加者の方々には、近畿大学のコンセプトカーづくりの舞台となる車両実験室や、水素ロータリーエンジン、風洞実験装置のある流体工学応用実験室、ドライバーの反応特性・生体情報の解析などを行っているドライビングシミュレータ室をご覧頂きました。

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   <車両実験室見学の様子>     <水素ロータリーエンジン見学の様子>

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   <風洞実験装置見学の様子>    <ドライビングシミュレータ見学の様子>

参加者の方から実験装置に関する様々な質問を頂き、また、活発な情報交換も行うことができました。


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投稿者 umeco : 09:30 | トラックバック (0)