2012年03月05日

社会人リカレント講座「学び直し 流体の力学」(第3回)を開講しました~その1~

3月3日(土)10:00~15:00、次世代基盤技術研究所にて社会人リカレント講座「学び直し 流体の力学」を開講しました。最終回となった第3回目のテーマは「管内流れや物体周りの流れ特性」。講師は次世代基盤技術研究所 所長・機械工学科 角田 勝 教授です。

講座の初めに、前回も紹介された配管設計に関わる圧力損失の計算方法を復習しました。
例えば、管路に90°の曲がりがある場合、その部分には管路の直径の約32倍の長さに相当する圧力損失があるそうで、配管設計ではよりシンプルな配管にすることが大事とのことでした。

prof.sumida.JPG

また、管路の大小、流れる流体にかかわらず管路内の現象は相似というお話から、「相似則」についても学びました。「相似則」は物体の形状が同じであるという幾何学的相似と、加わる力が同じであるという力学的相似、そして流体によってもたらされる流線のベクトルの方向が同じであるという運動学的相似の3つの条件によって成り立ちます。
例えば「相似則」を用いることで、実際の自動車を使わず、模型実験によって自動車にかかわる流れを再現できます。

<デモ実験の様子>
balance of wind pressure and gravity.JPG

デモ実験では、ピンポン玉にドライヤーを垂直向きに当てると、ピンポン玉は一定の位置で浮いた状態を保つという現象を実演しました。この現象からピンポン玉の重力とドライヤーの風圧が釣り合っているといえるとのことでした。これまで受講者の方が学んでこられた計算式を使うと、このような抵抗力の数値も導き出すことができるそうです。


午後からは、受講者の方に学内施設をご案内しました。見学の様子は、次回詳しくお伝えします。


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投稿者 umeco : 09:00 | トラックバック (0)