2012年02月28日

卒業研究発表会を聴講してきました~建築学科編その1~

2月16日(木)、17日(金)の2日間にわたり、建築学科の卒業研究発表会が行われ、研究室ごと順番に論文発表と設計発表がありました。

graduation research_Arch.JPG


1日目、取材へ行くとちょうど環境設計研究室の学生が発表をしていました。

発表をしていたのは、伊達くん(環境設計研究室・島根県 出雲北陵高校出身)。テーマは「高知県沖ノ島集落における自然環境との共生手法に関する調査研究~住民の生業の変遷と干棚の形成過程について~」。
干棚とは沖ノ島独自のもので、野菜や魚などを干したり、夏場は食事をしたり涼んだりする場所として、沖ノ島の人々の生活に馴染み深い建築的特徴です。
環境設計研究室では伊達くんと中原くんが中心となって、高知県沖ノ島で干棚について調査を行いました。

presen_date kun.JPG

調査の結果、農業を生業としていた時代には作業場として使用し、漁業を生業としていた時代には干場として使用するというように住民の生業の変遷によって使用方法も移り変わっていったことが明らかになりました。また、干棚を建てる材料は竹や木などの自然材料であったのが昭和23年以降、塩化ビニールやコンクリートで建てられるようになったこともわかりました。しかし、乾物をつくるために最も乾きやすい竹を用いた干棚も現存しているとのことでした。

古き良き時代の日本を生きてきた先人の知恵と現代人が出会うことで、それらの知恵は環境を考える建築のアイデアに生まれ変わっていくのかもしれませんね。

2日目の設計発表の様子は次回、詳しくお伝えします。

投稿者 umeco : 18:00 | トラックバック (0)