2010年10月15日

第6回国際病態生理学会の発表学生にインタビュー!

大学院システム工学研究科 生物化学システムクラスタ2年 新谷 薫 さん(生物機能工学研究室)が、第6回国際病態生理学会(6th International Congress of Pathophysiology)で、「BEST STUDENT POSTER」を受賞しました!

第6回国際病態生理学会は、9月22日(水)~25日(土)にカナダのモントリオールで、第14回国際SHRシンポジウム(14th International SHR Symposium)、第46回日本高血圧関連疾患モデル学会学術総会(46th Japanese SHR Symposium)と同時開催されました。
学会では今回受賞した新谷さんと、同じく生物機能工学研究室の酒井 裕美さんが発表。
今回は、この二人に突撃インタビューしてきました!

―二人は、メタボリックシンドロームの改善を目指した研究をしているんですよね?

新谷さん(以下“新”)「はい。特に、その大きな原因の一つ“高血圧症”に関する遺伝子の研究をしています。僕と酒井さんは、細胞の中でどの様な遺伝子がどの様に使われているかを研究しています。他にも、細胞の骨組みに関する研究をしている人など、メタボという病気の負の連鎖を明らかにし解決するという大きな目標に向かって、山本先生の下、それぞれが手分けして研究していると言う感じですね。」

二人の発表演題、研究内容については、研究ブログで語ってもらいました→こちら
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―では改めまして。まずは新谷さん、受賞おめでとうございます!受賞の感想をどうぞ。
新「いや~、もうこれは“びっくりした!”の一言ですね。先生や先輩方のおかげです!これに尽きます。研究のきっかけを与えていただいたこともそうですし、感謝してもしきれません!」

―酒井さんは、新谷さんの受賞を聞いてどうでしたか。
酒井さん(以下“酒”)「やっぱり正直羨ましいです(笑)特に、隣のブースで発表してましたからね。」
―それは目の前で見せ付けられた感じで、悔しさ倍増ですね(笑)
酒「私もこういった賞をとれるような力をつけたいなと刺激されました。」

―発表はもちろん英語だと思うのですが、プレゼンはうまくいきましたか?
新「ポスター自体は、文字より図を多く使って言葉で説明できるよう分かりやすく工夫しました。ただ英語でのプレゼンは今回の一番の反省点で・・・ファイナリストに選ばれると、審査員の先生にプレゼンをするのですが、審査員の先生が尋ねられていることは分かるけど、100%の力で答えられないし伝えられない・・・これはもどかしかったですね。今後は、もっと英語力と表現力を磨きたいです!」
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―酒井さんはどうでしたか?
酒「とにかく勉強になりました。ポスターを見に来られる方は、その道のプロの方々なので、私のポスターを見るやいなや、“ここはもっとこうした方がいいんじゃない?”といったアドバイスを下さるんです。分野を問わず、色々な先生方の意見を聞くことの大切さを改めて痛感しました。」

新「本当にそうですね。学会はそういった機会を得られるチャンスです。今回は、僕の研究に関するものを含め、講演やシンポジウムがたくさんあったので、学会の期間中できる限りたくさんの方の講演を聴いて、本当に勉強になりました。」

―それでは、最後に、高校生、後輩の皆さんにメッセージをお願いします!

新「正直、高校生のときは具体的には何がやりたいかが分からなかったんです。でも、大学に進学してバイオのことを学びたいと思っていました。で、大学で学んでいるうちに、タンパク質の機能に興味を持ったので、この研究室に入りました。今は、タンパク質の機能について遺伝子レベルで解析しています。自分の興味がある方を選択してきたことが、国際学会で発表するという滅多にないチャンスに繋がったんだと思います。ちょっと恥ずかしいんですけど、僕の幼稚園の頃の夢は“なんでも博士”だったんですよ(笑)その頃から“興味があったら何でもチャレンジする”というモットーは変わりません。この気持ちは、これからも大事にしたいですね。」

酒「私も小さいときから“何でも知りたがり”で(笑)。高校生のときも、生物も化学も両方勉強したくて、どちらかに決められなかったので、両方学べる生物化学工学科を選んだんです。あと、どの研究室も魅力的だったから、研究室選びのときも大変でした(汗)実は、学部4年生のときは、化学分野の研究室で無機の研究をしていたんです。でも、遺伝子と疾患についても研究したくて、大学院では、生物分野であるこの研究室に移ったんです。これは珍しいことのようで、色んな人に変わり者呼ばわりされました(笑)ただ、最終的にこうしてやりたいことを絞れたので、私にとっては、生物化学工学科を選んだことは正解でした。これからも、分野に縛られず、幅広い知識をつけたいです!」

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今回の二人の発表についてコメントを求めたところ「まだまだ努力が足りん!」と笑顔ながらも厳しい一言を残された山本先生。二人の話からは山本先生への深い感謝が伝わってきました。皆さん、取材へのご協力ありがとうございました!

投稿者 umeco : 12:10 | トラックバック (0)