2010年02月26日
卒業設計で最優秀賞をとった高橋さんを直撃インタビュー! その1
2月16日の建築学科卒業設計発表会にて、最優秀賞を受賞した高橋 翔太朗さん(島根県・松江北高等学校出身)にお話を聞いてきました!
高橋さんの作品の題名は、“会話するハコ 感覚で選択する集合住宅”。
「題名だけではよく分からないのですが、この作品のコンセプトは何なんですか?」
高橋さん「今、マンションやアパートを選ぶときに、たいていの人は“トイレとお風呂が独立している”、“駅から近い”といった理由で選ぶことが多いと思うんです。でも、それだけの理由で選ぶなら、ただのハコでいいじゃないかと思うんです。そうではなく、もっと建築を感じて自分の部屋を選んでほしいと思って今回の設計に取り組みました。この集合住宅に建っている建物にはそれぞれ“つよい”、“やわらかい”、“ふかい”、“きれい”といったテーマがあるんです。」
「建築が“つよい”とか“やわらかい”って?建築が“つよい”っていうのは、素材が堅いとか建物が頑丈っていう意味ですか?」
高橋さん「いえ、そうではなくて、それぞれの建物から受けるイメージという意味です。そのイメージから、自分の住みたい家を“感覚で選択”してほしいと思うんです。」
「なるほど・・・中でも、建築が“ふかい”なんて表現が独特ですね!気になる“ふかい家”はどれなんですか?」
高橋さん「“ふかい”家は、上から見るとS字カーブになっていて、横幅は狭い空間ですが、奥行きがあるんです。S字にすることで、例えば、S字の端と端にいると姿は見えないけれど、空気感がつながっていて、相手の存在を適度に感じることができるというのが、この家の利点ですね。」
「この家はどんな人が住むことを想定して作ったんですか?」
高橋さん「この家は家族向けです。この作品は、計画地として、僕の出身地である松江市の天神町を想定しています。ここは島根大学の近くで、小学校や駅からも近い場所なので、若い人や家族を中心に、色んな世代、色んな住み方・暮らし方をする人に選んでほしくて、たくさんのテーマをもった家を設計したんです。」
「この作品の発想にたどりついたのは、何月頃なんですか。」
高橋さん「12月の初めなんですよ。」
「えっ!そんな短期間で、発想を膨らませて図面を書いて模型を作って・・・という作業をこなしたんですか!?」
高橋さん「いえいえ、みんなそんなものですよ。ただ、それまでにも、ゼミで課題をたくさんこなして、コンペにも出展して、その中で自分の個性を磨いていくんです。そして、ぼんやり頭の中に浮かんでいたものを、実際に形に起こしていくのが、その時期からということです。ただもうちょっと早くから取り掛かったらよかったかなとは思います(汗)というのも、僕は図面に苦労したので、そこに時間を取られすぎて、模型作りはここのところ毎日徹夜でしたから(笑)」
「確かに、一週間ほど前に製図室にお邪魔したら、学生の皆さん、青白い顔して作業してましたね(笑)その辺の机で熟睡してる人も結構いて。」
高橋さん「そうなんですよ。みんな発表までのここ何日かは夜なべしてました(笑)僕の模型は、2週間前から作り始めて、3年生の後輩に手伝ってもらって7人で作ったんですが、切羽詰ったときは最高で10人が手伝ってくれました。本当にみんなのおかげです。」
投稿者 umeco : 08:51 | トラックバック (0)