2008年04月25日
情報システム工学科(マルチメディア情報システム研究室)の小林規矩男先生に聞いてみました その2

小林先生「3DCGの各パーツは、上の画像のようにパーツ間で親子関係が構成されています。人間の動作で考えると、腕を動かす場合も親子関係がない場合は連動して接続先が動作しません。そこで、パーツとパーツに親子関係を設定することで、パーツ間で関連付けて動作させることができます。」

「こちらのサッカー画面は、どのような研究ですか?」
小林先生「こちらは研究生の卒業研究テーマですね。誰もがサッカーを学べるように、サッカーの基本動作をCGにて解説したり、サッカー戦術を指南する家庭用ソフトの開発研究です。サッカーの醍醐味であるゴールの瞬間を演出することで、サッカーを楽しめ、そして高臨場感を出す手法を取り入れています。」
「高臨場感を得る手法としては、どのような手法を取り入れていますか?」
小林先生「サッカーにおいて、最大の醍醐味はゴールの瞬間です。通常の観戦視点を攻めている側からの視点においています。この視点をゴールが決まる直前にバックネット裏からの視点に移動させます。これによりバックネット裏から、その瞬間観戦しているかのように見せることができます。」
「この研究は、TVでのサッカー中継などでカメラの視点決めや視点切替のポイントなどに応用ができるのですか?」
小林先生「そうですね。この研究もTVコンテンツの技術の一部に応用ができる可能性を持っています。」

小林先生「これは、家庭で行えるリハビリテーション支援システムです。2006年4月の診療報酬改定に伴い、リハビリ期間が切られるようになりました。これにより、通常完治する期限未満でリハビリが打ち切られてしまう状況も発生する形になってしまいました。」
小林先生「そこで、状況を少しでも改善するために、各家庭に普及しているPCを利用し、高齢者のリハビリ支援システムを研究開発することにしました。在宅リハビリに取り組むきっかけ作りとして、利用してもらうことを想定しています。」
「リハビリテーションの項目は、症状により様々ですよね?今回取り入れたリハビリ項目はどういった選定基準からですか?」
小林先生「はい、それはインターネットを利用したオンラインシステムを構築することでリハビリ項目の選定が行えるようになっています。まず、患者の自覚症状をアンケートで入力してもらい、サーバ側でアンケート結果をもとに適切なリハビリ項目を選択します。そして、患者にリハビリの仕方を3DCGで解説し、リハビリを行うきっかけにしてもらいます。」

(ゼミの前に写真を撮らせてもらいました)
「……ところで、先生の趣味は”ドライブ”とのことですが、遠出をされるのですか?」
小林先生「遠出もしますが、近くの森林公園に行ったり色々ですね。散歩とかよくしますよ。」
「なるほど、ドライブや散歩をすることで、臨場感あふれる環境づくりのヒントも同時に得ているんですね!」
小林先生「ハハハ・・・それはないです。完璧に気分転換ですから(笑)」
。。。気分転換をしつつ、未来の放送技術を支える可能性のある研究、そして将来の技術者の卵を育てることをしっかりと見据えている先生でした。
投稿者 umeco : 09:00 | トラックバック (0)