2007年05月31日

機械工学科(流体工学研究室)の角田勝先生に聞いてみました

「角田先生の研究テーマは何ですか?」
角田先生「”流れ”が、なぜそうなっているか。その流れのメカニズムを明らかにし、上手に整理することで、実用的に使用したいという目的があります。そのためにも、流れのメカニズムを知っておく必要があるので、流れ場について研究しています。」
「”流れ場”という言葉が出てきましたが、これはどういったものですか?」
角田先生「言葉通りなのですが、”流れている場所”で、”流れ”が発生している場所の様子を調査しています。」

「研究生の研究テーマとして、流れの可視化もあるようですが、これはどういったものですか?」
角田先生「流れのメカニズムを解析するために付随する研究です。可視化は、メカニズムを解析するための手法や説明に用いるためにも重要な研究となります。また、流れと一括りに言っても、流れの対象となるものには色々あります。身近なもので空気や水など様々です。これらの流れを可視化するためには、対象毎に工夫が必要です。そのため、1つの研究テーマとして成り立っています。」

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シャープターン内の流れ

「地球温暖化防止に関する京都議定書に関連した研究テーマもあるようですが?」
角田先生「自動車産業界のエネルギー使用量は高い割合を占めています。そして、あまり知られていませんが、次いで製紙業界が多くのエネルギー使用量になっています。紙の製造工程は簡単に言うと、まず大量の水に分散させたパルプを混ぜて紙状に噴出します。そして、それを乾かすこと(脱水)で紙が作られます。その中でも、脱水と乾燥の工程で多くのエネルギーを使用しているので、省エネ化することがとても重要です。これまでにも様々な努力が行われていますが、さらに省エネ化が求められています。そのためにも、分散させたパルプに含む水の量を減らすこと、脱水工程の効率化が目標となります。」

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円柱周りのパルプ液流れ

「なるほど、その水の量を減らすためのパルプ液の流れ場について研究するのですね?」
角田先生「その通りです。水の量を減らせるような、効率的なパルプ液の流れ場を研究しています。この問題を解決することで、脱水設備の小型化とエネルギーの大幅な節約が図れます。」
「この問題を解決することで、地球温暖化対策として掲げられたエネルギー使用量の削減目標に大いに貢献できますね。まさに環境問題を念頭においた研究ということですね。」

投稿者 okano : 09:07 | トラックバック (0)