2007年05月17日

情報システム工学科 信号処理研究室の長谷川誠先生に聞いてみました

情報システム工学科 信号処理研究室の長谷川誠先生にお話を聞いてみました。

「今、力を入れている研究は何ですか?」
長谷川先生「パターン認識について研究しています。その中でも、特許出願済みですが、力を入れている研究があります。」
「それは、どういった研究ですか?」
長谷川先生「ラドン変換をベースにし、ウェーブレット変換を融合した変換方法について研究しています。ラドン変換は、以前までは医療系(X線CTなどの基礎に使用)以外ではあまり使用されていませんでした。が、最近他の分野でも使用され始めている変換方法でもあります。これら2つの変換方法の良い所取りをした新たな変換方法を考えています。」

「画像をラドン変換などをすることで何が分かるんですか?」
長谷川先生「何が分かるかというと………まずは応用例から説明しましょう!」

長谷川先生「例えば、よくテレビでやっている警察24時で、犯罪が起こったときに足跡の鑑定とかをやっている場面がありますよね。あの足跡の鑑定をするのに、足跡の画像とデータベースに登録されている足跡を照合(マッチング)します。その際に、足跡がまっすぐで大きさも固定ならいいのですが、そうではないですよね。そういった足跡は回転・平行移動・拡大縮小などを行わないとマッチングできません。そういった際に、画像の回転などを簡単に行うための変換を行います。」

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解析対象となる足跡(靴底)の画像      変換処理を行った画像

長谷川先生「画像の回転は簡単そうですが、1度づつの回転など結構複雑だったりします。ですが、画像を変換することで、回転しなければいけないのを平行移動に変えることができます。そして、逆変換を行えば、回転された画像になります。こういった変換をラドン変換などで行い、作業の簡素化ができるようになります。」

「なるほど、画像変換の必要性やどういった使い方があるか分かりました。」
長谷川先生「はい、それを踏まえて、本題です。私は、そういった画像の平行移動・拡大縮小・回転に依存しない変換方法を研究しています。それをちょうど特許申請したところなんですよ。」

「将来的には、どういった研究を行いたいですか?」
長谷川先生「そうですね。応用については、学生さんに頑張ってもらって、画像処理の基本について勉強したいですね!」

投稿者 okano : 12:39 | トラックバック (0)