2007年05月15日

電子情報工学科 画像情報処理研究室の石原聖司先生に聞いてみました

画像情報処理研究室の石原聖司先生に研究テーマを聞いてみました。

石原先生「複数ある研究テーマの中で、うちの研究室のイメージに一番近いのが画像解析かな。この種の研究では、あらゆる画像を扱うというのは難しいので、対象とする画像をある程度限定して話を進めます。例えば、対象物を衣服に限定すると、その柄を解析することが考えられます。柄の解析がうまくできれば、希望の柄の画像をキーとして、好みに合った衣服の画像を検索することなどに応用できます。例えば、ネットオークションなどで、商品を検索するときにキーワードでなく自分の好きな服の柄などの画像で検索することができれば便利ですよね。ただ、このような応用は、あまり普及していないんですよ。インターネット経由で高精度なマッチング処理を行う計算をする場合、処理に時間がかかりすぎることが問題点の一つです。インターネットでも十分に実用可能な高精度な画像解析手法を実現するのが当研究室の目標です。」

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領域分割の例

「素晴らしい志ですね。他には、どんな研究テーマを扱っていますか?」
石原先生「イメージをしにくいモノをCGアニメーションで表現するといったテーマもあります。テレビを見ていると様々場面でCGアニメーションを用いた解説が出てきますが、要はあれのことです。ただし、単にCGを作るだけではなく、CG作成のためのライブラリ開発も目的としています。また、この種の技術は、学習教材の開発に役立ちます。特に、E-learningへの応用が期待されます。」

石原先生「実を言うと、私としては、今から言う研究分野がメインなんですが(笑)…それは、ニューロコンピューティングです。現在、研究室で扱っているこの分野のテーマは二つに大別されます。一つは、学習機械の学習アルゴリズムに関する研究です。具体的には、サンプルとして与えられた各入力値に対応する出力値があらかじめ決まっている場合に、真の入力と出力との対応関係を精度良く近似する関数を機械的に生成するための方式を、人間の脳における情報処理の仕組みなどを参考にして考えるという内容になります。例えば、顔画像を識別するのにAさんの画像を与えるとAさんであると回答され、Bさんの画像を与えるとBさんであると回答してくれるコンピュータシステムを作るわけです。」

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モジュール型ニューラルネットの構成概念図とクラス分類問題への適用例

「もう一つはどういった研究内容ですか?」
石原先生「はい、もう一つはですね…『知的エージェントを作っちゃおう!』というものです(笑)。こちらは、自らの置かれた環境と目的を理解し、それに応じた戦略を自ら獲得し、また、他のエージェントとも協調して行動するといった知識を備えたエージェントシステムを開発するというものです。例えば、サッカーをするロボット,経路の探索や獲物の追跡を行うロボットなどの知能を人工的に獲得するための方式に関する研究を想像していただければわかりやすいかと思います。」

投稿者 okano : 11:17 | トラックバック (0)