2007年04月25日

電子情報工学科 信号情報制御第2研究室の畠山一達先生に聞いてみました

信号情報制御第2研究室の畠山一達先生に研究テーマについて聞いてみました。

「研究室で取り扱っているテーマは何ですか?」
畠山先生「『音響信号分析:信号の分離・異常検出』、『デジタル・フィルタの設計』、『確率システムの解析』、『X線画像処理』が主なテーマです。その中でも、『音響信号分析』に力を入れています。」
「音響信号分析とは難しい言葉ですね。どういった内容なんですか?」
畠山先生「端的に言うと、「聞き取りたい音声から周りの雑音を分離しましょう。」というのを機械的に構築することです。
例えば、AさんとBさんが話をしているときに、近くでCさんが話をしている声はAさんの耳に入ってこない(反応しない・雑音となる)ですよね。でも、Aさんに興味がある話題になるとAさんは「ん?」とついつい反応しちゃいますよね。これは、人間が自動的に自分に必要な情報を切り替えているからなんです。これをカクテルパーティー効果といいます。これを機械で実現し、ロボットの耳などに応用することが目的です。」

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畠山先生「ロボットに応用できれば、将来的に工場などの騒音が激しい場所でも、人間に指示するようにロボットへも声で指示できます。それは、ロボットが工場の騒音をシャットダウンして、人間の声(指示)を認識してくれるからです。
身近な例では、交通事故の映像などがありますが、あの交通事故の瞬間を判断するのは難しいんですよ。周りは車の騒音や風の音などで雑音だらけです。その中から事故の衝突音を判断し、前後数秒の記録を保持しています。」

「そのような実験をするときに使う器具はどんなものですか?」
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畠山先生「音の計測のために、写真の器具を使います。このときの実験では、風の音と工場騒音を分離することを想定していました。」

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畠山先生「ほんの一例ですが、これが計測した風の音をパソコンでデータ化したものです。これらをもとに今、解析している最中です。」

「今後の研究課題は何ですか?」
畠山先生「人間のように、経験から雑音である・ないを識別する学習型の音響分離です。先にもお話しましたが、工場で働くロボットが自立的に必要な音を選ぶ(工場での雑音を雑音として認識し、人間の指示を聞き取る)ために欠かせないものとなります。」

投稿者 okano : 12:03 | トラックバック (0)