2007年03月29日
(先生に聞きましたシリーズ 4) 教務委員長 白石浩平先生に聞きました
「工学部の教育支援について、お聞かせください」
「工業化社会から情報化社会へ移行しています。これまでは,教室に学生を集めて一斉に授業を行い画一的な学生を大量に育成する形態が一般的でしたが、これからの情報社会では、一斉授業に加えて一人ひとりがいつでもどこでも学ぶことができる環境を提供し個性的な学生を育成できる仕組みが必要だと思っています。その役割をメディアセンターに期待しています。」

「具体的に説明してください」
「現在のメディアセンターには、オープン端末室、メディアラウンジのパソコンが自由に利用でき、夜8時まで開館しています。学習支援室には教員が常駐しています。図書館には教育用ビデオ、DVDが数多く揃えてあります。学習用開架図書も充実しています。レファレンスサービスやノートパソコンの貸出ができます。グループ閲覧室、個室もあります。データーベース講習会、展示会、音楽会も開催されています。また、いつでもどこでも予習復習ができるe-ラーニングシステムのさらなる充実や『教員の授業資料』を学生に公開することなど新しいサービスを教員と職員で研究をしています。」

「施設やシステムは充実していると思いますが利用率が低いという声もあります。・・」
「確かに、おっしゃるとおりです。ひとつは宣伝不足かもしれません。また、施設の利用の仕方や中身が学生に十分に浸透していないこと。大学での学習活動では中心となる自学自習が根づいていないことも一因と考えます。立派なエンジニアになろうと思って本学部に入学された学生さんたちの学習意欲は本来的にあります。「自学自習しよう」と声掛けするばかりでなく、個々の授業に適した具体例を示したメディアセンター利用を含む学習パターンを示す必要性があるのではと思っています。そういう意味で、これからは指導者のコーチング力の向上や創造性を育成する教育を学内外の力を集めて行なう必要性を強く感じます。ちなみに「創造とは、人が異質な情報群を組み合わせて統合して問題を解決し、社会あるいは個人レベルで、新しい価値を生むこと」、「創造とは、個人の中に、物事の中にある古い結びつきを解体し、新しい結びつきにつくりかえること」(名大高等研究院教授武田先生:07年日本工学教育協会エンジニアリングデザインの指導法の講演資料から)と示されています。学習の起点の形成や様々な情報を収集・統合して問題解決をする学習活動の多くはメディアセンターで行なわれると思います。教職員やピアサポートによって積極的に学生さんに話しかけて『やる気』を引き出し、自身で学習目標が自然に設定できるようにコミュニケーションすることが、学習活動のきっかけづくりになると考えますがいかがでしょうか!?学生さん自身また関連教職員の皆さんの努力によって学習活動の中心としてのメディアセンターの利用率がさらに高まればと強く思います。」

投稿者 okano : 09:00 | トラックバック (0)