2006年11月01日

近畿大学工学部がJABEE(日本技術者教育認定機構)の技術者教育プログラムにこだわる理由

近畿大学工学部がJABEE(日本技術者教育認定機構)の技術者教育プログラムに取り組んでいるのは、以下の理由によります。
1.国際的に通用する技術者の育成を通じて社会と産業の発展に寄与すること
2.地球環境や循環型社会に貢献する技術者を育成すること
3.工学部の技術者教育を継続的に改善する必要があること


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例えば、あなたが会社の社長だとします。すごく性能の良い部品を開発しました。そこでこれを使ってもらうため大手メーカーに交渉に行きます。その会社は「いい製品ですね、是非、使いたいですね。ところで、貴社は品質管理の国際標準規格ISO9001の認定は取っておられますか」と質問されます。「いえ、まだです。」と答えると、その時点でだいたい商談はストップになると思います。

JABEEの認定する技術者教育プログラムは、産業界における品質管理の国際標準規格ISO9001とほぼ同じ考えであり、技術者教育の国際標準規格といっても過言ではありません。あなたが就職する場合、面接で「JABEEの認定を受けた技術者教育プログラムを修了(卒業)してますね」と質問をされて「いいえ」と答えると、その場で面接が中断するかもしれません。(しかし、日本ではJABEEの認定を受けた技術者教育プログラムを持つ大学が少ないため、この話は、かなり先の話になりそうです。でも、産業界や文部科学省が強く支援しているため、この時期は意外と早いかも知れません。)

            JABEEホームページ http://www.jabee.org/


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ある組織がISO9001に適合しているかどうかは審査登録機関に認定してもらわなければなりません。技術者教育プログラムも同じで、JABEE(日本日本技術者教育認定機構)の定める基準に適合しているかどうかを認定してもらわなければなりません。
JABEE(日本技術者教育認定機構)の技術者教育プログラムの「しくみ」は、計画(Plan)、実施および運用(Do)、点検(Check)、改善(Act)に分かれ、「PDCAサイクル」に沿った形になっています。学科などが教育の改善のための計画を立て、実施し、達成を点検することにより、継続的に教育の改善を図っていくこところに特徴があります。組織として何を改善対象にし、どのレベルまで改善するかは、すべて自主的に決めることができます。要は、システムをつくることであり、結果は要求されていません。

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JABEEの技術者教育プログラムの認定を受けたからといって、すぐに高度の技術者教育に結びつくとは考えていまぜん。しかしながら、2年、3年・・・7年、10年・・・と技術者教育の改善を継続することにより、国際的に通用する技術者の育成や循環型社会に貢献できる技術者を育成できるようになると考えています。

投稿者 okano : 13:56 | トラックバック (0)