プロジェクト研究成果発表会を開催

平成26年7月30日(水)、工学部において、文部科学省私立大学戦略的研究基盤形成支援事業「地域連携による次世代自動車技術に関する研究」のプロジェクト研究成果発表会を開催しました。

私立大学戦略的研究基盤形成支援事業とは、私立大学が経営戦略や研究戦略に基づいて特色を生かした研究を実施できるように、文部科学省が研究プロジェクトに対して重点的かつ総合的に補助を行う事業です。

本学では、工学部が有する技術シーズを活用して「地域連携による次世代自動車技術に関する研究」を立案し、文部科学省の平成21年度私立大学戦略的研究基盤形成支援事業に採択されました。

平成21年度から平成25年度まで5年間のプロジェクトで、次世代自動車技術の研究を通じて、地域経済の活性化に繋がる好循環を生むことを目指し、研究に取り組みました。

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       <京極 秀樹 工学部長>

はじめに、プロジェクトリーダーの京極 秀樹 工学部長から、「5年間のプロジェクトはこれで一旦区切りをむかえるが、近畿大学工学部は、引き続き、地域社会や産業との連携を推進しながら、研究等に取り組んでいきたい。」との挨拶がありました。

基調講演として、マツダ株式会社 代表取締役会長 金井 誠太氏に、「マツダのモノづくり・人づくり」と題してご講演いただきました。

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<マツダ株式会社 代表取締役会長 金井 誠太氏>

“SKYACTIV”

未来に続く青空を守り、その青空の下を気持ちよく走りぬけたい、そして、大空のように可能性は無限(The SKY is the limit)との思いが“SKYACTIV”に込められているとのことです。

“走る歓び”

「走る歓びは運転する人が主人公である。」 講演では、マツダの革新的な新世代技術“SKYACTIV TECHNOLOGY”に関する開発の経緯など、一連の技術とデザインの進化について、映像を交えながらご紹介くださいました。

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“遠くを見て、足元を見る バックキャスティング”

「足元ばかり見て進んでいると、道を見失いやすい。遠くの目的地を見れば、足元の進む道を正しく選ぶことができる。そして、イノベーションの現場では、実現したいという強い思いが大切である。」これまでの“マツダモノ造り革新”での実話を例に、成功する秘訣について、お話くださいました。

そして、講演の最後に「日本の最大の資源は人である。」とメッセージをいただきました。

続いて、本学の教員から、研究期間5ヵ年のプロジェクトの研究成果発表を行いました。

(1)「プロジェクトの概要」

工学部ロボティクス学科 教授 竹原 伸

(2)「メータ文字盤の外観検査の自動化」

工学部情報学科 教授 田中 一基

(3)「自動車部品の調整技術を展開したPLAの医用材料への応用-カーボンニュートラル

から生分解性へ-」

工学部化学生命工学科 教授 白石 浩平

(4)「接合ツールの役割に着目した摩擦攪拌点接合技術の開発」

工学部機械工学科 准教授 生田 明彦

(5)「金属薄板材料の異方性評価とその数値シミュレーション」

工学部機械工学科 准教授 上森 武

(6)「高効率水素直噴エンジンの混合と燃焼」

工学部機械工学科 教授 田端 道彦

(7)「速さや向きが時間的に変化する風を受ける自動車の空気力特性」

工学部機械工学科 教授 角田 勝

(8)「粉末冶金法を用いたMg系合金の創製と水素化特性」

工学部機械工学科 講師 信木 関

本プロジェクトに関わる特許出願件数は10件にも上ります。これらの研究成果が、安全で快適なクルマづくりに繋がることを期待しています。

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