学生シンポジウムで優秀研究賞を受賞した学生にインタビューしてきました!(前編)

大学院生が、シンポジウムで優秀研究賞を受賞したと聞いて、早速、ご本人にお話を伺ってきました。

今回、受賞したのは、大学院システム工学研究科 電子情報システムクラスタ1年の武久 尚矢さん(福岡県立戸畑高等学校出身)。電子情報工学科出身で、学部4年生の時から、栗田 耕一教授の非接触センシング研究室に所属しています。

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武久さんは、2015年11/21(土)・11/22(日)に、岡山大学で開催された、HISS (Hiroshima Student Symposium)のポスターセッションで、自身が研究している、「静電誘導を用いた後方歩行運動の計測と解析」をテーマに発表し、その成果が表彰されました。

※HISSとは・・・企画・運営を中国5県の大学生が主体となって行っている、「学生の学生による社会のためのシンポジウム」で、電気電子技術に関する国際的な学術組織IEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc.)の広島支部が主催

※ポスターセッションとは・・・発表者が研究内容をポスターにまとめて掲示し、ポスターを見に来た参加者(今回であれば、他大学の先生や学生)に説明するという発表形式の一種。近畿大学工学部では、化学生命工学科の卒業研究発表で、この形式を使っている。

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【実際のポスター】

――受賞おめでとうございます。実は以前、キャンパスブログで、武久さんの先輩にあたる同じ研究室修了生の福田さんに取材をしたことがあるのですが、武久さんの研究は、その引継ぎなのでしょうか。

※福田さんに取材したときの記事はこちらから。静電誘導とは何かも、こちらで紹介しています。

「そうですね。僕たちの研究室では、人体に触れずに、人の動きを計測したり感知したりする仕組み(非接触センシング)を扱っていて、福田先輩は、この仕組みを防犯面で生かす研究を中心にしていたのですが、僕は医療に生かす研究をしています。」

――医療に活用!福田さんは、人間の歩行パターンのデータを取っていましたが、武久さんは?

「僕の場合は、後方歩行、つまり、後ろ歩きの歩行パターンのデータを取っているんです。後ろ歩きができるかどうかのチェックは、認知症やアルツハイマー病の早期発見につながる可能性があるとされているんです。」
「後ろ歩きは、普段人間がやり慣れていない動きなので、少しの影響で大きな変化が分かりやすく表れます。同一人物では何度繰り返しても同じ波形が再現されること、そして、一人ひとり違う波形が出るので、歩行パターンには個人差があるということも判ってきました。と言っても、これはまだ、少人数での実験結果ですが。」

――現在、大学院1年生なので、まだこれから、大学院修了まで1年半程ありますが、このあと、どのように研究を進めていく予定ですか?

「今後は、検証自体も進めていきますが、解析方法も改良して、現在は、数字と波形で計測結果を出しているのですが、これをグラデーションで色付けした図で表せるようにするなど、解析結果を視覚的に見比べられる仕組みに改良できればとも考えています。」

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大学院生になってから生活が変わったという武久さん。次回は、学生生活の様子や、なぜ電子情報の分野に興味を持ったのか・・・そして、受験生に向けてのアドバイスなどをお届けします。後編もお楽しみに♪

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