彗星探査機ロゼッタ、小惑星探査機はやぶさ2の研究者が講演

11月2日(月)、工学部メディアセンター内において、「21世紀を生きる国際理解セミナー」を開催しました。
近畿大学では、グローバル人材育成を目的に、学生たちが、国内外で優れた活動や研究を行う方々のお話を聞くことができる機会として、平成18年から「21世紀を生きる国際理解セミナー」を開催しています。

今年度は「世界最先端の小天体探査~彗星探査機ロゼッタ、小惑星探査機はやぶさ2の挑戦~」と題し、彗星探査機ロゼッタの研究者である英国・オープン大学のアクセル・ハガーマン准教授と、小惑星探査機はやぶさ2のメンバーで JAXA 共同研究員でもある近畿大学工学部 教育推進センター 道上 達広 准教授との共同講演を行いました。

今回は、10月31日(土)に東大阪キャンパスで行われたものと同内容の講演会を、広島キャンパスでも実施していただくことができ、学生、地域の方を含む70人強の参加者が、最新の小惑星探査について聴講しました。

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講演は二部構成からなっており、第一部はアクセル・ハガーマン准教授(英国、オープン大学)が「彗星探査機ロゼッタの挑戦~人類初の彗星着陸機フィラエ、彗星の全容に迫る」と題してご講演くださいました。

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彗星探査機ロゼッタは昨年2014年11月12日に世界で初めて小型着陸機フィラエを着陸させました。彗星は45億年も前から存在していると考えられているので、ロゼッタは彗星を探査することで、太陽系の歴史の秘密を紐解こうとしているのです。

壮大なスケールのお話を、ユーモアや関西弁の日本語を交えてお話しくださるアクセル・ハガーマン准教授(英国、オープン大学)。世界も宇宙も身近に感じられました。また学生達は、グローバルな人材であるためには語学力ももちろん必要ですが、コミュニケーション力が重要だということを学んだのではないでしょうか。

 

第二部は、工学部の准教授と、JAXA 共同研究員を兼任している道上 達広先生による「小惑星探査機はやぶさ、はやぶさ2の挑戦」と題した講演でした。

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ハガーマン先生と道上先生は、道上先生が東京大学大学院生として「はやぶさプロジェクト」に関わり始めた時に、JAXAで出会った友人同士。
講演の中では、お二人の仲の良さが伺えるプライベートの写真が登場したり、道上先生がいかにして「はやぶさプロジェクト」に携わることになったのか、その半生を振り返る自己紹介があったり、さらには、「はやぶさプロジェクト」に関わった人にしか聞けない内幕話や苦悩まで・・・こちらもユーモアたっぷりの講演でした。

学生たちは、太陽系誕生の謎を解明するきっかけとなるかもしれない、壮大でロマンのある小惑星探査の話はもちろん、研究者としての生き方についても生の声を聞くことができました。

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写真は、講演後に行われた質疑応答の様子です。
学生たちの宇宙への関心は非常に高く、プロジェクトの今後の展望など、制限時間いっぱいまで、講師のお二人への質疑が絶えませんでした。

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ハガーマン先生、道上先生、この度は、貴重なお話をありがとうございました。

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