古民家再生プロジェクト2014(茅葺き屋根の葺き替え)~その1~

大空にこいのぼりのおどるころ・・・という時候のあいさつもぴったりな、5月はゴールデンウィークのとある一日。

建築学科 市川先生(環境設計研究室)が主催する「古民家再生プロジェクト」で、今年も茅葺き屋根の葺き替え作業を行うということで、様子を見に行ってきました。

2009年よりスタートしたこのプロジェクトでは、地域に残る希少な茅葺き古民家の再生に取り組んでいます。

葺き替えを行う古民家があるのは、東広島市の豊栄町。山々が青色に染まり、水田からは蛙の鳴き声が・・・トトロがひょっこり現れそうな、日本の初夏の風景が広がっていました。

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今回行うのは、屋根上部の「棟(むね)」の補修作業。昨年12月の「茅刈り体験イベント」の際、学生たちが茅場で刈って保存しておいた茅を使い、葺き替えを行います(イベントの様子はこちらから)。

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昨年に引き続き、東広島市志和町の茅葺き職人 石井元春さんや、そのお弟子さん沖元太一さんにご指導いただきながら、作業が進められました。また参加者は、建築学科の学生をはじめ、はるばる島根県から駆けつけた有志の男性、ラジオの告知を聞いて訪れた一般の親子の方などさまざま。

まずは棟に茅を運ぶためのはしご作りと滑車の設置作業からスタート。高所での作業になるため、入念に慎重にチェックをしながら徐々にはしごが組み立てられていきます。

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はしごが整ったら、続いて棟の上に被せる細い丸太を運ぶ作業。男子学生が協力しながら運び、棟までたどり着いたら縄でくくり固定します。

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そんな中、こちらは女子学生が中心となり、葺き替え用の茅を専用の裁断機で半分に切り、それを束ねて縄でくくる作業。皆さん手際がよく、農家に嫁いだらいいお嫁さんになりそう・・・と勝手に感心。そんな私も取材であることを忘れ、せっせと茅を束ねました。

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朝は少し肌寒いと感じましたが、お昼が近づくにつれ、じわじわと汗が・・・。照りつける太陽の下での作業になりました。

~その2へつづく~