2014年度 卒業研究発表会を行いました~生物化学工学科編~

今回は、2月18日(水)、多目的ホールで行った生物化学工学科(現:化学生命工学科)の卒業研究発表会(ポスター発表)の様子をお届けします。

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何人かの学生に声をかけ、研究内容について聴いてみました。

まず説明をしてくれたのは、青木 真美子さん(生物機能工学研究室/広島県立廿日市西高校出身)。研究テーマは「高血圧自然発症ラット(SHRs)におけるHDAC関連因子の解析」。がんや糖尿病など様々な疾患において、病態の制御に「HDAC」という酵素が重要であることが、近年明らかになってきているそうです。青木さんは、このHDACに着目し、遺伝的に血圧値の異なる4種類のラットを使用するなどして、研究を行ったそうです。
「なかなか思うような結果が出ない時もありましたが、色々条件を変えてみたり先生にアドバイスをいただいたりして研究を進めました」。

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もともと負けず嫌いな性格だそうで、仲間でありライバルでもある同じゼミの友人たちと、お互いに刺激し合うことで、研究発表という一つの目標にたどり着けたそうです。青木さんは大学院へ進学し、更に実証が必要な部分について研究を進めていきたいと抱負を語ってくれました。

次に説明してくれたのは、中本 雅斗さん(天然物機能化学研究室/広島県立呉宮原高校出身)。中本さんは「ポドフィルム」という北アメリカ原産の花に関する研究を行いました。
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この花の根と根茎には、抗がん剤「エトポシド」の合成原料である“ポドフィロトキシン”という物質が含まれているそうです。この物質をつくりだすためには、20のステップが必要で、中本さんは、それを10ステップにまで簡便合成することを目指し、研究に取り組んでいます。簡便合成が実現できれば、コストや時間の削減につながります。中本さんも大学院へ進学し、引き続きこの物質の研究に取り組むそうです。

訪れた教員、大学院生、在学生は、4年生たちの発表を熱心に聴き入っており、また研究内容について質問するなど議論も白熱している様子でした。
生物化学工学科(現:化学生命工学科)の皆さん、本当にお疲れ様でした!

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