(独)産業総合技術研究所との連携大学院制度に基づいた講演会を実施

今年(平成26年)4月に、近畿大学は、産総研(正式名称:独立行政法人 産業技術総合研究所)と、教育研究協力に関する協定を結びました。

これにより、本学の大学院生は、日本最大級の公的研究機関である産総研の研究者の方に研究指導を行っていただける「連携大学院制度」を活用することができます。

 

11月14日(金)、その協定に基づいて、本学大学院システム工学研究科客員教授として就任された、産総研 バイオマスリファイナリー研究センター セルロース利用チーム 研究チーム長 の遠藤 貴士先生を講師として、大学院システム工学研究科、工学部 生物化学工学科・化学生命工学科の学術講演会を開催しました。

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バイオマスリファイナリー研究センターは、産総研の中国センター内に在り、工学部・広島キャンパスと同じ、広島県東広島市に在ります。

今回の講義は、大学院システム工学研究科の講義「機能高分子化学持論」としてだけでなく、生物化学工学科(現:化学生命工学科)の講義「卒業研究ゼミナール」の一環としても開講された特別講演会で、院生また学部生に向けて学術的な内容のみならず、研究者として活動することの意義や喜びに触れての内容も含む貴重なお話を伺うことができました。

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講義は、「~身近な高分子~セルロースを制するものは世界を制す?」と題し、産総研で研究されている、軽量・高強度・低熱膨張という性質をもつ、“セルロースナノファイバー”を樹木や草などから高効率に製造する方法や、プラスチックなど他の材料との複合技術による高性能新材料の生成、また、その活用事例(化粧品・玩具素材等)などが紹介されました。

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講義後半には、遠藤先生の研究開発の楽しみについても語られました。22年間の研究者としての生き方の中で、大切にされているのは「楽しく研究」すること。研究に行き詰まった時には目先を変えて、新しい知り合いを増やし、他分野の技術と融合させることで実用化に至ったこともあるそうです。
そして「楽しく研究」するためのモチベーションを保つにはやはり「人・社会に役立っている実感」が一番の報酬であるといったお話もありました。

遠藤先生には、平成26年度より、本学大学院システム工学研究科の客員教授にもなっていただいています。
当連携大学院制度に基づき、将来的には、大学院生が産総研の最新設備、研究装置を利用して共同研究を行うことや、産総研の研究者への大学側からの助言・指導さらには産総研研究者による大学院生の研究への直接指導も計画されています。
連携強化にともなう相互の研究成果や本学の教育への進展が期待されます。

 

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