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【情報学科】「組織活動と情報システム」特別講演最終回

様々な業界の最前線でご活躍の方から貴重なお話を聞くことのできる、情報学科3年対象の科目「組織活動と情報システム」は、1月16日(火)の講義で最終回を迎えました。
今回は、技術研究組合 国際廃炉研究開発機構(IRID) 副理事長 東京大学名誉教授 新井 民夫様を講師としてお迎えし、「福島第一廃炉技術とロボット」と題し、廃炉作業ロボットの研究開発の現状と課題についてご講演いただきました。

2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震により東京電力の福島第一原子力発電所で発生した原子力事故は皆さんの記憶に新しいと思います。炉心溶融などの放射線物質の放出をともなった原子力事故は深刻な被害をもたらし、放射線量の高い地域では今も避難生活を続けています。
一刻も早い国民の安心・安全な生活を取り戻すため、技術研究組合 国際廃炉研究開発機構(IRID)は、福島第一原子力発電所の事故収束のための廃炉作業に必要な技術の研究開発・人材育成・国内外の機関との協力推進を行っています。

 

今回の講義では、原子力の基礎知識や廃炉措置プロセスにおける福島第一原子力発電所の燃料デブリ(※)取り出しに向けた取り組みの現状、廃炉用ロボット開発について調査用の超小型ロボット、高所ロボット、水中ロボット、除染ロボット等を課題とともにご紹介いただきました。
また、廃炉措置終了までの長期計画に必要な人材育成、進捗状況による構想の適宜見直し、様々な技術分野との連携作業の重要性をお話しいただきました。

(※:原発事故で溶けてしまった核燃料が、原子炉の中のコンクリートや金属と混ざって固まってしまったもので、放射線量が非常に高く人間が近づけない)

 

廃炉は完全な措置完了までは30~40年後の期間が必要であり、世代をまたいだ長期事業となっています。今現在、学生としてできる支援についてお言葉をいただきました。

福島第一原子力発電所の状況を、ニュースとして捉えるのではなく、一歩掘り下げて科学的に理解すること。技術の適用、失敗、そしてその後の対応や社会に対する影響について深く考えること。社会の技術としての科学技術を幅広く眺める力をつけること。また、授業中の発言、友人とのディスカッション等、コミュニケーション能力を高める努力を続けていくこと。自分の分野を他の分野から眺める知識と経験を積むこと。
今すぐに実践できることが廃炉への手助けになっていくことを学生たちも実感できたのではないでしょうか。

新井様、貴重なご講義をありがとうございました。

ロボティクス学科ロボットコンテスト2017を開催!

2017年12月19日(火)、ロボティクス学科3年後期の授業「ロボット創成実験」の中で、第3回近畿大学工学部ロボティクス学科ロボットコンテストを開催しました!

このコンテストは、3年生までに学んできた、ロボットの設計法と製作技術、センサ技術、プログラミング技術、制御系の構築などの各種技術を総合的に運用して一つのロボットを製作するという、まさにロボティクス学科の学びの集大成ともいえるものです。

例年、このコンテストの優秀作品はメディアセンター内に展示されています。

今年度のロボコンの基本的な競技内容は、制限時間3分以内に、ランダムな順番で置かれる白黒2種類のブロックを、フィールド内の所定のスタート位置から、それぞれ白ブロックは白のエリア、黒ブロックは黒のエリアに運ぶというもの。競技終了時に指定エリアに入っているブロックの数で得点が決まります。

最初にくじ引きで競技順序を決め、競技前には、先生によるレギュレーション適合チェックが行われました。
今年度からは「高さ」も項目に加えられました。

 

いざ、コンテスト開始!
12チームに分かれ、3か月かけて製作を進めてきたロボットだけあって、各チーム気合いが入ります。

正確さ、スピード、見た目、機構などそれぞれのチームごとに工夫が見られ、初っ端から満点が出るというレベルの高い戦いとなりました。

 

 

今回の大会にはもう一つルールがあり、コントローラ等を使って手動でブロックを動かすのではなく、センサを使って、ロボットが色を識別して自動でブロックを運ぶことができる機能を付けたチームにはボーナス点が加算されるというもの。

自動運転の場合は、電源を入れた後は、最後まで無事プログラム通りに動くよう祈るだけ・・・ということで本当に祈っている学生の皆さん↓↓↓

この特別ルールを見事達成し、パーフェクトゲームで優勝したのが、こちらのロボットを作ったチーム2班の面々です!おめでとうございます!!

 

皆さん、お疲れ様でした!

【情報学科】ウォーディッシュ合同会社特別講演

12月19日(火)、情報学科の講義『組織活動と情報システム』の特別講演を聴講しました。第6回となる今回は、ウォーディッシュ合同会社 代表社員で、近畿大学工学部 経営システム工学科(現:情報学科)卒業生の 三戸 鉄也 様を講師としてお迎えしました。

講演題目は「RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)と組織活動」

前半は、コンピューターの導入が組織活動にどのような影響を与えてきたか、また、認識アルゴリズムやハードウェアの性能向上が世の中に与えた影響について、経理業務を事例にお話しいただきました。

「RPAは雇用を奪うのか、組織に影響を与えるのか」をテーマに、グループディスカッションとグループ発表を行いました。RPAとは、事務系の業務をロボットにより自動化する技術のことです。

グループ発表では、“単純な事務処理はRPAに奪われる”“人手による経理会計業務はなくなる”という意見がある一方、“クリエイティブな仕事や職人的な仕事は残る”“RPAを管理する人材が必要になる”という意見がありました。

後半は、RPAで何ができるのか、RPAの特徴やその効果が期待できる業務について、お話しいただきました。RPAによって労働環境は改善し、日本が解決すべき課題「働き方改革」に影響をもたらすことがわかりました。これから社会人になる学生たちにとって、とても刺激になったのではないでしょうか。

三戸様、貴重なご講義をありがとうございました!