カテゴリー別アーカイブ: 課外活動

茅場(ススキ畑)づくりがスタート!「かやぶき古民家保存・再生プロジェクト」!

2009年度から工学部建築学科の市川 尚紀准教授と学生たちを中心に行っている「かやぶき古民家保存・再生プロジェクト」で、2017年12月10日(日)、新たな取り組みをスタートしました。

それは、茅葺き屋根の材料となる茅(“かや”とはイネ科の植物の総称で、近畿大学工学部のある広島県東広島市においてはススキを指します)を収穫するための土地「茅場(かやば)」を作る取り組みです。

茅葺き屋根の家は夏は涼しく冬は暖かいエコ住宅という利点がある一方、家一軒の屋根を葺き替えるのには莫大な量の茅が必要で、 しかも、定期的に葺き替えのメンテナンスが必要なので、茅葺き屋根を保存していくというのは大変な労力とお金がかかるのです。

東広島市は全国的にも珍しく茅葺き屋根の民家が現存する地域なので、せっかくの貴重な文化遺産を保存し、後世にその技術も残していこうと取り組んでいるのがこのプロジェクトです。
これまでこのプロジェクトでは、実際に近畿大学工学部と同じ東広島市にある民家の屋根の葺き替えを4年がかりで行いました。(過去のプロジェクトの軌跡は関連記事からご覧ください)

今後は自分たちが葺き替えるためだけでなく、地域に残る他の茅葺き古民家の修繕にも協力したいということで、今回新たに茅場を作るためにお借りしたのが東広島市志和町にあるこのススキ畑です。
ススキは刈って手入れをしてやることで次の年もより良いススキが生えてくるので、毎年刈取りが必要です。

 

左の写真の奥の方、見渡せる範囲だけでも全てススキが生えています。土地の面積は約1ヘクタール!
しかも男子学生の背丈よりも高い立派なススキが生えていました。

当日は、時折小雨が降る生憎の曇り空の下での作業となりましたが、総勢約60人で、4時間程度作業を行いました。

  

慣れない鎌の扱いに悪戦苦闘しながらも、経験者の先輩学生たちが中心となって、茅を刈取り、チガヤ(細くて柔らかい茅)でくくって束にし、乾燥させるためにボウトウ(茅塔)を作りました。
 
こちらがボウトウです。

今回の活動は、以前から一緒に活動をさせていただき、学生への技術指導もしてくださっている「広島茅葺屋根工事店」代表で茅葺職人の沖元 太一様、そして、東広島市志和町にある「かやぶき屋根のちいさな図書室 ほたる荘」と協力して実施しました。

こちらは、学生らがボウトウづくりの際に必要な縄の結び方「男結び」を沖元さんに習っているところです。

昼食は市川ゼミの4年生がロケットストーブを使って、豚汁や鯛めし、うどんなどを作ってくれました。
このロケットストーブは、その構造により燃焼効率がよく、少ない薪(竹や茅でも)ですぐに着火し長時間燃焼が続く上に、持ち運びも簡単、上に鍋を置けば煮炊きができるという優れものです。

 

学生たちそれぞれが自発的に自分の役割を見つけ、何かできることがないか先輩に聞いたり、後輩に指導したりと協力し合っている様子は、さすが建築学科のチームワークの良さ!と感じました。

今回は、午後から雨が本降りになった関係で半分も刈り取れず、ボウトウは10基に留まりました。活動は今後も続きます。キャンパスブログでは、今後もこのプロジェクトの様子をお届けします!

 

【これまでの「かやぶき古民家保存・再生プロジェクト」(一部抜粋)】
(2012年)
古民家再生プロジェクトがスタートしました
古民家再生プロジェクト成果報告会(その1)
(2013年)
古民家再生プロジェクト2013がスタート!(茅葺き屋根の葺き替え)その1
【古民家再生プロジェクト】茅刈り体験 その1
(2014年)
古民家再生プロジェクト2014(茅葺き屋根の葺き替え)~その1~
古民家再生プロジェクト ~2014年度 成果発表会 その1~
(2015年)
古民家再生プロジェクト -茅葺き屋根の葺き替え 2015- その1

ビジネスプランコンテストで多数受賞の情報学科足立くんにインタビュー!

12月9日(土)、情報学科4年の足立 真一くん(経営情報システム研究室/片岡 隆之准教授)が、東京で開催された第5回「NICeなビジネスプランコンテスト」(主催:一般社団法人起業支援ネットワークNICe、共催:日本政策金融公庫)において、奨励賞を受賞しました!

本コンテストは、全国から応募者が集うビジネスコンテストで、社会人が多数参加する中で、応募総数121件の中からの奨励賞の受賞となりました。

受賞プラン名は「シェアカレ!」。
「手軽で気軽にシェアしよ!」をコンセプトに、教科書や学術本、講義ノートなどの学生用品を中心に、低価格でシェア(貸し借り)できるCtoC(個人間取引)のスマホアプリ。足立さんはこれにより大学生の経済的格差を是正し、日本中にマーケットプレイスを作っていきたいと考えます。

足立くんに、このビジネスのポイントとなる点を聞いてみました。

ポイントとなるのは『大学生に特化したビジネスモデル』。
教科書などの学生用品を、大学生の生活動線上である、大学内でシェアできる環境を構築することで、ビジネスとしての新規的価値を創出し、競合との大幅な差別化を図る。それが、サプライチェーンの最適化にも繋がり、結果的に、利便性の向上、物流コストの削減にも期待ができる。加えて、YoutubeやInstagramなどの、昨今の大学生がよく利用するSNSを用いたインフルエンサーマーケティングをおこなう事で、効率よく、大学生の利用者を増やしていく事も想像できる。」とのこと。

今回のコンテストの審査の基準は
・独自性(オリジナリティ)
・市場性(ニーズの有無や今後の成長可能性)
・実現可能性
・連携性(事業化や事業実施における異業種、異地域、異世代とのつながり力の重要度)
が審査項目となっていました。

足立くんは、この中の市場性の調査のために、大学講義の合間や、WEBアンケートを通して、100人以上の学生にアンケートを取り、マーケット調査と分析を行うことでビジネスプランに客観性を持たせたほか、実際に、試作アプリまで作ったそうです。

今年(2017年)、足立くんは今回の受賞の他、下記3つの大会でも優秀な成績を残しています。
もみじ経発塾「企業の魅力PRプレゼン大会」で「最優秀賞」受賞(3月)
「第21回HiBiSインターネットビジネスフォーラム2017」で「学生が考えるICTを活用したビジネス事例発表(学生の部)」 において「優秀ビジネス」事例に選出(10月)
「第24回ひろしまベンチャー助成金(学生枠)」で「広島ヤングベンチャー賞 地域コミュニティ・その他分野 銀賞」受賞(12月)

今後はビジネス特許の取得も視野に入れているとのこと。
足立くんのさらなる活躍を期待しています!

化学生命工学会の学生が「こども未来フェスタin黒瀬」でボランティアに参加しました

11月19日(日)、近畿大学工学部のある東広島市で「こども未来フェスタin黒瀬」が開催され、本学から化学生命工学科の学生5名がボランティアとして参加しました。

こども未来フェスタは、東広島市こども未来部こども家庭課などが実行委員会を務めており、「つなげる つながる 育ちあいのまちづくり」をテーマに、地域の子育て支援情報を発信する、親子で楽しめる子育て応援イベントです。
本学の他、広島大学や安田女子大学、広島国際大学の学生もボランティアスタッフとして多数参加し、イベントを盛り上げました。

本学の学生たちは、乳幼児対象の『お絵かき広場』を担当しました。
全体の来場者は約1,500人、その中でも『お絵かき広場』の企画ブースはとても人気で絶え間なく皆さんに楽しんでいただけた様子です。

現在、化学生命工学会長を務める、化学生命工学科 2年 山﨑 海人くん(広島県立広島観音高等学校出身)に感想を聞きました。
(“工学会”とは・・・各学科に設置されている、学生の自主活動組織で、学年を越えての学生活動を支援し、新入生歓迎会や工場見学などを、学生主体で企画・運営している団体です。)
「僕たち化学生命工学会は、前回の『環境フェア』のボランティア活動に引き続き、東広島市の職員の方にお声掛けいただいてこのイベントに参加しました。たくさんの子どもたちに参加してもらえるように6月から、じっくりと企画してきました。」(「環境フェア」のボランティアの様子はこちら

「小さい子どもって、落書きが大好きですよね。だけど自宅では落書き帳や、画用紙等、限られたスペースでしかお絵かきができませんよね。親御さんも、絵が紙から机にはみ出したり、家の壁や家具に落書きされたらついつい神経質になってしまったり、掃除も大変です。今回は子どもたちに制約のない広々としたスペースで思いっきり落書きを楽しんでもらいたいと思って企画しました。親御さんにも、この『お絵かき広場』では子どもがどんなに大きな落書きをしても、気にすることなくゆったりとした気持ちで見守ったり、一緒に遊んだりして欲しいという想いもありました。」

 
「準備等かなり大変でしたが、当日は大盛況で予想以上に多数の方々に楽しんでいただけた様子。企画・運営ともに大成功で充実感にあふれた一日で、今後のボランティア活動につなげる励みになりました。後輩にもぜひ引き継いでいきたいです!」

 

山﨑くん、ありがとうございました。
化学生命工学会では、今後もボランティア活動に参加していく予定です。
キャンパスブログでは今後の活動の様子も紹介予定ですので、お楽しみに!!

【関連記事】
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