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第1回システム工学リーダーズセミナーを開催しました

近畿大学大学院システム工学研究科では、近畿大学校友会全国経済産業リーダーズクラブ(中国地区)ご協力の下、大学院生や将来大学院への進学を希望する学部生、リーダーシップの獲得を望む学生を対象に、「システム工学リーダーズセミナー」を開催しています。

2016年度は、11月9日(水)に第1回を開催しました。
開会にあたって、研究科長の西村 公伸教授、校友会全国経済産業リーダーズクラブ 中国地区代表の古屋 愼一郎様より、挨拶がありました。

この日は、株式会社キャステム 代表取締役社長で、折り紙ヒコーキ協会 会長の 戸田 拓夫氏を講師としてお迎えし、「逆境をくつがえす法則」と題してご講演いただきました。
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子供の頃のお話や、20代の頃から現在に至るまで、経営者として数々の逆境を経験され、それをくつがえされてきたお話を、時折笑いも交えながらしていただきました。

リーマンショックで多くの赤字を抱え社内に元気がなかった時には、なんとか明るくしたいと思い、趣味である紙ヒコーキでギネスを取ることを宣言され、紙ヒコーキ滞空時間のギネス記録に挑戦し、世界記録を更新され、現在も世界記録を保持されているそうです。

株式会社キャステムでの製品生産では、会社にとってあまり儲けがないものでも作る。なぜなら、会社のPRになるからだそうです。

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<ミニチュアの工具>

また、医療機器や、新幹線・飛行機で使われる製品を生産し、新しいことへ挑戦し、今までにない金属の付加価値を追求し、可能性に向けて打ち出している!とおっしゃっていました。

講演の終わりには、
「研究でも趣味でも、好きなことは継続したほうがいい。好きなものは自分のPRになり、自分の生き方に自信が持てる。」
「何かを乗り越えるためにはエネルギーが必要で、乗り越えたときには力がつく!常に前向きに進んでいってください!」
と、メッセージをいただきました。

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学生から質問があり、丁寧にお答えいただきました。

最後に、以前作成されたという巨大紙ヒコーキを飛ばしていただきました!
メディアセンターの2階からきれいな弧を描いて飛び、大変盛り上がりました!
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戸田様、とても楽しいご講演をありがとうございました!

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学生シンポジウムで優秀研究賞を受賞した学生にインタビューしてきました!(後編)

前回に引き続き、学生シンポジウムHISS (Hiroshima Student Symposium)で優秀研究賞を受賞した、大学院生の武久 尚矢さん(非接触センシング研究室/栗田 耕一教授)(福岡県立戸畑高等学校出身)にインタビューした様子をお届けします。

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――大学院生になってから、生活に変化はありましたか?
「TA(ティーチングアシスタント)もありますし、研究室には、大学院生が僕一人しかいないので、後輩たちの指導も任されていて、大学4年生の時に比べると忙しいです。学部生の頃は、週5日、飲食店でアルバイトをしていましたが、今は、週末にシフトに入ることがある程度でアルバイトをする時間はなくなりました。」

――研究室の雰囲気はどうですか?
「栗田先生は、決められた期限までにやるべきことをちゃんとして結果を出していれば、生活面も研究面も自由にやらせてくださいますが、厳しいところは厳しいです!研究室の雰囲気は良くて、学生同士も一緒にご飯を食べに行ったり仲良く過ごしています。」

傍にいた後輩の大学4年生に聞くと、武久さんは面倒見がよく、なんでも教えてくれる頼れる先輩だそうです。

――そもそも近畿大学工学部を受験したのは何がきっかけだったんですか?
「僕の出身の福岡県にも近畿大学産業理工学部のキャンパスがあるので、近畿大学の存在は知っていましたが、広島県にキャンパスがあることは高校3年生まで知らなかったし、広島県にも馴染みがありませんでした。ただ、親元を離れて一人暮らしをしてみたいという気持ちもあり、私立大学は県外の大学を・・・という思いはありました。そんな中、高校3年生の時に先生に勧められたのが受験のきっかけです。」

――電子情報工学科に興味をもったきっかけは?
「一番の得意科目は理科(特に化学と物理)で、数学も好きだったので、高校2年生の時にあった文理選択では迷わず理系を選びました。理科や数学は何に生かせるのか・・・と将来を考えたとき、日常生活に欠かせない“電化製品”、特に身近にある“家電”を思い付いたので、この分野が学べる学科を探しました。」

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――大学院進学はいつ頃から意識しましたか?
「大学3年生になった頃から、技術者になるために、大学院でさらに専門知識を深めたいという思いが出てきました。ただ、ネックになったのは大学院受験で必要な英語でした。中学生のころから、英語は大の苦手だったので、大学院に進学すると決めてからは、独学ですが、猛勉強しました。TOEICに毎月申し込んで受験することにし(※TOEIC公開テストは年10回実施)、TOEICを受験するにもお金がかかるので、少しでもスコアを伸ばさないともったいないという思いで自分を追い込みました。」

――大学受験の時は、英語はネックにはならなかったんですか?
「元々、国公立大学が第1志望でしたが、英語・国語が足を引っ張ってしまいました。ただ、理科と数学が得意だったことと、社会は平均点程度の力はあったので、近畿大学には、C方式(大学入試センター試験利用方式)で受験し、入学することができました。(※C方式は高得点の3教科3科目で合否判定)」

――今、受験勉強を頑張っている高校生にアドバイスをお願いします!
「高校3年生の今の時期(年末)は、とにかく過去問題集を解きまくっていた覚えがあります。これから新しいことを覚えようということはせず、実際の問題を解いて、解けなかったり分からなかったところの解法を調べるという勉強方法をしていました。この時期に、分からない問題が見つかると焦ると思いますが、実践あるのみです!」

武久くん、アドバイスをありがとうございました!
キャンパスブログでは、今後も、頑張る学生の姿を追いかけます!

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学生シンポジウムで優秀研究賞を受賞した学生にインタビューしてきました!(前編)

大学院生が、シンポジウムで優秀研究賞を受賞したと聞いて、早速、ご本人にお話を伺ってきました。

今回、受賞したのは、大学院システム工学研究科 電子情報システムクラスタ1年の武久 尚矢さん(福岡県立戸畑高等学校出身)。電子情報工学科出身で、学部4年生の時から、栗田 耕一教授の非接触センシング研究室に所属しています。

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武久さんは、2015年11/21(土)・11/22(日)に、岡山大学で開催された、HISS (Hiroshima Student Symposium)のポスターセッションで、自身が研究している、「静電誘導を用いた後方歩行運動の計測と解析」をテーマに発表し、その成果が表彰されました。

※HISSとは・・・企画・運営を中国5県の大学生が主体となって行っている、「学生の学生による社会のためのシンポジウム」で、電気電子技術に関する国際的な学術組織IEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc.)の広島支部が主催

※ポスターセッションとは・・・発表者が研究内容をポスターにまとめて掲示し、ポスターを見に来た参加者(今回であれば、他大学の先生や学生)に説明するという発表形式の一種。近畿大学工学部では、化学生命工学科の卒業研究発表で、この形式を使っている。

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【実際のポスター】

――受賞おめでとうございます。実は以前、キャンパスブログで、武久さんの先輩にあたる同じ研究室修了生の福田さんに取材をしたことがあるのですが、武久さんの研究は、その引継ぎなのでしょうか。

※福田さんに取材したときの記事はこちらから。静電誘導とは何かも、こちらで紹介しています。

「そうですね。僕たちの研究室では、人体に触れずに、人の動きを計測したり感知したりする仕組み(非接触センシング)を扱っていて、福田先輩は、この仕組みを防犯面で生かす研究を中心にしていたのですが、僕は医療に生かす研究をしています。」

――医療に活用!福田さんは、人間の歩行パターンのデータを取っていましたが、武久さんは?

「僕の場合は、後方歩行、つまり、後ろ歩きの歩行パターンのデータを取っているんです。後ろ歩きができるかどうかのチェックは、認知症やアルツハイマー病の早期発見につながる可能性があるとされているんです。」
「後ろ歩きは、普段人間がやり慣れていない動きなので、少しの影響で大きな変化が分かりやすく表れます。同一人物では何度繰り返しても同じ波形が再現されること、そして、一人ひとり違う波形が出るので、歩行パターンには個人差があるということも判ってきました。と言っても、これはまだ、少人数での実験結果ですが。」

――現在、大学院1年生なので、まだこれから、大学院修了まで1年半程ありますが、このあと、どのように研究を進めていく予定ですか?

「今後は、検証自体も進めていきますが、解析方法も改良して、現在は、数字と波形で計測結果を出しているのですが、これをグラデーションで色付けした図で表せるようにするなど、解析結果を視覚的に見比べられる仕組みに改良できればとも考えています。」

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大学院生になってから生活が変わったという武久さん。次回は、学生生活の様子や、なぜ電子情報の分野に興味を持ったのか・・・そして、受験生に向けてのアドバイスなどをお届けします。後編もお楽しみに♪

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