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建築学科学生が「市長と語ろう会」で発表しました!

12/4(日)、東広島市総合福祉センターで、東広島市主催の「元気・やる気・工夫に満ちてる東広島談義~市長と語ろう会~」が開催されました。

「市長と語ろう会」は、市民が地域で取り組んでいる活動を発表し、東広島市の藏田 義雄市長と自由に意見交換をする、東広島市の広聴事業の一つです。

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今年のテーマは、「学生が活きるまちづくり」ということで、東広島市にある4大学の内3大学(広島大学、広島国際大学、近畿大学工学部)の学生が発表を行いました。

近畿大学工学部からは、建築学科4年 守本 怜矢くん(広島県立尾道東高等学校出身・歴史意匠研究室/谷川大輔講師 所属)が発表者として参加し、現在取り組んでいる、福富町での「空家再生プロジェクト」について活動事例を紹介しました。

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今回は「市長と語ろう会」当日の様子を守本君に聞きました。
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――今回の発表ではどのような話をしたのですか?

「”空家再生プロジェクト”については、最近行った、地域の方たちと一緒に、再生後の古民家の活用方法を考えたり、福富町自体の定住促進を図るためのワークショップについて話をしました。」

「その他にも、僕は、近畿大学工学部と広島大学の学生が作っている“scale(スケール)”という建築系学生団体に参加して、建築の観点から地域のボランティア活動をしているので、その話もしました。例えば、簡易型の移動式映画館を作って地域のイベントなどで子どもたちに向けて上映会を行うプロジェクトなどを行っています。」

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――空家再生プロジェクトの面白さはどんなところにありますか?

「まず建物自体が築100年を超える古民家ということで、今の建築工法とまるで違うので、みんなで床の解体などを行ったのですが、“開けてみないと分からない”面白さや、“目で見て、先人の技術を学ぶ”という面白さがあり、机上の授業では学べないことがたくさん学べています。」

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「このプロジェクトは、ただ大学生がリノベーションをして終わりということでなく、この空家自体、母屋を地域の活動拠点にし、納屋を谷川先生の住居にするというつもりで、谷川先生自身が自宅として購入したものなんです。」
「地域の活動拠点とする母屋の方は、リノベーション後に本当に地域でその建物を有効活用していけるように、事前に地域の方と”あれをしたい”、”こんなことをしたらどう?”と意見を出し合いながら進めていけるところが一番面白いところです。この“地域の方との距離感”というのがとても大事なことだと思います。」

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【ワークショップで地域の方とアイデアを話し合う守本君(右端)】

「僕は元々まちづくりに興味があって建築学科に入学したので、今、キャンパスを飛び出して地域の方々の集まる場の中心に関わっていられるのは本当に楽しいです。」

当日、発表後には、藏田市長と学生たちとの意見交換の時間が設けられ、「苦労したことは何?」など市長からいくつか質問がありました。藏田市長は、守本くんの話にとても興味を示してくださり、ぜひ、福富町の古民家も見に行きたいと言ってくださったそうです。

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――今後の目標を教えてください。

「僕は来年度から近畿大学大学院に進学することが決まっているので、あと2年、谷川先生と活動ができます。自由な発想ができて、尚且つそのアイデアを口に出しやすいのは学生の特権だと思っているので、良い意味で学生という立場をフル活用して、地域の方たちと本音で意見交換をしたり、一緒に活動したりしていきたいです。その中で、現在古民家がある福富町の竹仁地区だけでなく、もっと広く、福富町全体、東広島市の地域力アップに貢献していけたらと思います。」

今後も、キャンパスブログでは、「空家再生プロジェクト」の様子をお届けする予定♪
入試広報室では、「私もこんな課外活動をしています!」という在学生の方の情報提供もお待ちしています!

 

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建築学科「空家再生プロジェクト」 市民ワークショップを実施

工学部 建築学科谷川 大輔 講師(歴史意匠研究室)は、学生たちと一緒に「空家再生プロジェクト」に取り組んでいます。
(以前、このプロジェクトについてお届けしたブログ記事はこちらから

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このプロジェクトは、 2016年5月から東広島市福富町で開始したもので、築100年を超える空家の古民家を、なんと、谷川先生自身が購入しました。
学生たちがリノベーションを通して、建築構造を実地で学べるのはもちろん、地域の方と学生たちが交流できる場として空家を再生させようというプロジェクトなんです。

 

そうした“ソフト”面での再生活動の一環として、10/22(土)、11/12(土)、12/3(土)の3回にわたって、地域の皆さんと一緒に、この建物の今後の活用方法を考えたり、福富町自体の定住促進を図るためのワークショップを開催しました。

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というのも、谷川先生は現在、広島県および東広島市が進めている移住・定住施策に関わっており、東広島市の地方創生審議委員も務めています。
谷川先生自身が、東京から東広島市への“移住者”ということもあり、これまでも、広島県が、東京圏からの地方移住、定住を促進するために行っているセミナー「HIROBIRO.ひろしまinトーキョー」に参加したり、東広島市の移住促進サイト「移住するなら東広島」で紹介されたりしています。

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今回のワークショップについても、広島県・東広島市と共同して開催し、計50人程度の地域の方や大学生など幅広い年齢層が参加しました。

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第1回では、福富町の魅力や定住の課題について洗い出しをしました。
そこで出てきた今後の指針となるキーワードが「他力本願」!あるものは活かし、ないものは頼ろう(持ってくる)ということだそう。福富町にあるもの、足りないものを考え、どうしたらよいのかアイデアを出し合うところからスタートしました。

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第2回では、第1回で出てきたアイデアをより具体化し、これから進めていく4つのプランを決定しました。
例えば、星空のきれいさを活かした田舎風景と星空を楽しむ「えんがわカフェレストラン居酒屋」、大学が近くにあるというメリットを活かして、「学生がもてなす癒しのカフェ」など・・・。

第3回では、アイデアを実践するための4チームを作ってグループワークを実施。第2回で出てきた4つのプランを実現するため、4チームに分かれ、それぞれ具体的な施策を検討しました。

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1月からは、プランの実現に向けて、“ハード”面での再生活動も本格化し、いよいよ改修工事が行われます。

また、2017年は、広島県が開催する「ひろしま さとやま未来博2017」も行われ、県内の中山間地域が益々盛り上がっていくこと間違いなしです!
キャンパスブログでは、今後も当プロジェクトの様子をお届けしますのでお楽しみに!!

 

今回のワークショップには、ゲストとして、雑誌「ソトコト」<発行=木楽舎>の副編集長 小西様もお招きし、今回のワークショップのことが、現在発売中の「ソトコト」(2016年12月号)にも載っていますので、ぜひご覧ください。

また、次回のキャンパスブログでは、このプロジェクトに関わっている谷川ゼミの学生が、「市長と語ろう会」で発表した様子をお届けします!
【関連リンク】
「移住するなら東広島」サイト内「大学生が活躍するまち、東広島」(東広島市ホームページ)
「てくたまラジオ近大工学部潜入レポート」(谷川先生取材回)

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2016年5月8日(日)から始まった「空家再生プロジェクト」!
工学部建築学科谷川 大輔先生(歴史意匠研究室)と、建築学科の学生を中心に取り組む当プロジェクトの活動報告第2弾です。

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プロジェクトの概要と、第1弾(東広島市志和町でのプロジェクト)の活動報告はこちらから☆

第2弾となる東広島市福富町でのプロジェクトは、なんと!谷川先生自身が購入した家の再生です!!
(こちらの写真が実際の家とその内部)

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谷川先生は東京都出身ですが、近畿大学工学部への転職を機にご家族と一緒に広島県に移住しています。その頃から、自然の中での暮らしに関心があり、古民家を探していたところ、東広島市職員の方の紹介で、福富町の空家を購入することになったとのことです。

今では谷川先生は、市の地方創生審議委員も務めており、ご自分と同じように東京圏から東広島市への移住を促進しており、今回購入した家ももちろん、リノベーション後には一家で移り住む予定です。

 

さて、5月15日(日)、プロジェクト当日は、全体説明のあと、母屋の床の解体、納屋の実測、畑の整備の3班に分かれ活動開始!
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左が母屋、右が納屋の外観です。
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母屋、納屋ともに築100年を超えている古民家。学生たちにとっては、床の構造一つとっても目新しいものであったようです。
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計画としては、納屋を谷川先生の住居とし、母屋は地域や学生たちの交流拠点にする予定。
「ただ古民家を学生とリノベーションするだけでは、イベントで終わってしまう。そこで暮らして生活の中に入っていかないと地域の一員にはなれない。本当の地域おこし・まちおこしにはならない。」・・・そんな思いで、谷川先生は古民家の購入に至ったそうです。
学生たちも真剣な面持ちで納屋の内部を実測。

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そしてこちらは畑の整備チーム。
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天気良好で気温も高かったこの日、汗を流した後、自然の中で仲間と食べる昼食はまた格別だったことでしょう。
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午後は、福富の古民家のすぐ近くにある、「福富物産しゃくなげ館」の隣で行われているアースバックの作業を手伝いました。(アースバックというのは、土嚢を家の形に積み上げてドームハウスのようなものを作る建築工法の一つです)
こちらは広島大学にフランスから来ている留学生が中心に作っているもので、15日は、 山から土を運びだしました。

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実は、この「空家再生プロジェクト」にも近畿大学工学部の学生だけでなく、広島大学の学生たちも協力してくれています。

このプロジェクトは家を改修して実践的に建築を学ぶことができる機会というだけでなく、地域の人との交流・大学間連携・まちの活性化が大きなキーワードになっているんです!

これからも空家再生プロジェクトは続きます。キャンパスブログで活動報告を掲載しますので乞うご期待!!

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