カテゴリー別アーカイブ: 建築学科

「魅力ある建築物創造事業パネル展示会2017」が開催されました

1月23日(火)~1月29日(月)、工学部メディアセンター1階にて、広島県主催の「魅力ある建築物創造事業パネル展示会2017」が開催され、「ひろしま建築学生チャレンジコンペ2017」受賞作品のパネル展示が行われました。
「ひろしま建築学生チャレンジコンペ」は、建築学生を対象に 「魅力ある建築物の創造に向けた人材育成」の一環として行う 公共建築物の設計コンペティションで、今年度で5回目を迎えました。県内外の建築を学ぶ学生から77作品が出展される中、近畿大学工学部建築学科から1点が入選しました。


こちらは、入選を果たした、建築学科4年 吉本 大樹さん(広島県立広島皆実高校出身)の作品です。
ランドスケープをコンセプトに、重なり合う雲を屋根で表現し、大自然の中で森にとけこむという発想で設計された公衆トイレです。他にも、入選作品が多数展示されていました。

  

建築学科オリジナルサイトでは、建築学科学生のコンペ受賞速報や全国トップレベルの一級建築士合格者数など、ご紹介していますので、是非ご覧下さい!

茅場(ススキ畑)づくりがスタート!「かやぶき古民家保存・再生プロジェクト」!

2009年度から工学部建築学科の市川 尚紀准教授と学生たちを中心に行っている「かやぶき古民家保存・再生プロジェクト」で、2017年12月10日(日)、新たな取り組みをスタートしました。

それは、茅葺き屋根の材料となる茅(“かや”とはイネ科の植物の総称で、近畿大学工学部のある広島県東広島市においてはススキを指します)を収穫するための土地「茅場(かやば)」を作る取り組みです。

茅葺き屋根の家は夏は涼しく冬は暖かいエコ住宅という利点がある一方、家一軒の屋根を葺き替えるのには莫大な量の茅が必要で、 しかも、定期的に葺き替えのメンテナンスが必要なので、茅葺き屋根を保存していくというのは大変な労力とお金がかかるのです。

東広島市は全国的にも珍しく茅葺き屋根の民家が現存する地域なので、せっかくの貴重な文化遺産を保存し、後世にその技術も残していこうと取り組んでいるのがこのプロジェクトです。
これまでこのプロジェクトでは、実際に近畿大学工学部と同じ東広島市にある民家の屋根の葺き替えを4年がかりで行いました。(過去のプロジェクトの軌跡は関連記事からご覧ください)

今後は自分たちが葺き替えるためだけでなく、地域に残る他の茅葺き古民家の修繕にも協力したいということで、今回新たに茅場を作るためにお借りしたのが東広島市志和町にあるこのススキ畑です。
ススキは刈って手入れをしてやることで次の年もより良いススキが生えてくるので、毎年刈取りが必要です。

 

左の写真の奥の方、見渡せる範囲だけでも全てススキが生えています。土地の面積は約1ヘクタール!
しかも男子学生の背丈よりも高い立派なススキが生えていました。

当日は、時折小雨が降る生憎の曇り空の下での作業となりましたが、総勢約60人で、4時間程度作業を行いました。

  

慣れない鎌の扱いに悪戦苦闘しながらも、経験者の先輩学生たちが中心となって、茅を刈取り、チガヤ(細くて柔らかい茅)でくくって束にし、乾燥させるためにボウトウ(茅塔)を作りました。
 
こちらがボウトウです。

今回の活動は、以前から一緒に活動をさせていただき、学生への技術指導もしてくださっている「広島茅葺屋根工事店」代表で茅葺職人の沖元 太一様、そして、東広島市志和町にある「かやぶき屋根のちいさな図書室 ほたる荘」と協力して実施しました。

こちらは、学生らがボウトウづくりの際に必要な縄の結び方「男結び」を沖元さんに習っているところです。

昼食は市川ゼミの4年生がロケットストーブを使って、豚汁や鯛めし、うどんなどを作ってくれました。
このロケットストーブは、その構造により燃焼効率がよく、少ない薪(竹や茅でも)ですぐに着火し長時間燃焼が続く上に、持ち運びも簡単、上に鍋を置けば煮炊きができるという優れものです。

 

学生たちそれぞれが自発的に自分の役割を見つけ、何かできることがないか先輩に聞いたり、後輩に指導したりと協力し合っている様子は、さすが建築学科のチームワークの良さ!と感じました。

今回は、午後から雨が本降りになった関係で半分も刈り取れず、ボウトウは10基に留まりました。活動は今後も続きます。キャンパスブログでは、今後もこのプロジェクトの様子をお届けします!

 

【これまでの「かやぶき古民家保存・再生プロジェクト」(一部抜粋)】
(2012年)
古民家再生プロジェクトがスタートしました
古民家再生プロジェクト成果報告会(その1)
(2013年)
古民家再生プロジェクト2013がスタート!(茅葺き屋根の葺き替え)その1
【古民家再生プロジェクト】茅刈り体験 その1
(2014年)
古民家再生プロジェクト2014(茅葺き屋根の葺き替え)~その1~
古民家再生プロジェクト ~2014年度 成果発表会 その1~
(2015年)
古民家再生プロジェクト -茅葺き屋根の葺き替え 2015- その1

【空家再生プロジェクト】塗装ワークショップ開催!~ひろしま さとやま未来博~

建築学科 谷川大輔先生と建築学科の学生たちは、2015年から、東広島市福富町にある築100年を超える古民家のリノベーションを手掛ける「空家再生プロジェクト」に取り組んでいます。

これまでのプロジェクトについては、キャンパスブログ(※過去の記事は【関連記事】をチェック!)や「てくたまラジオ近大工学部潜入レポート」でも紹介してきました。

 

2017年5月3日(水)~7日(日)の5日間、当プロジェクトの第一期完成披露会と、内外壁等の塗装を行うワークショップを開催しました。

 

この度行ったワークショップは、現在、広島県で開催している「ひろしま さとやま未来博 2017」の「ココロザシ応援プロジェクト」の一環としても行われたため、学生、地域の方だけでなく、多くの一般の方が古民家を訪れてくださいました。

なんと、その数、5日間で約100人!イベントは大盛況で、複数のメディアにも取り上げていただきました!

 

目の前は田んぼ、夜になると空には星が輝く絶好のロケーションに建っているこの古民家は、「星降るテラス」というコンセプトで改修されました。

改修によって、室内のたたき部分と庭が、開閉式のガラス張りのドアを開ければフラットに繋がるようになりました。とても開放感があり、まさに星降るテラスと言えます。

 


【完成披露会のオープニングで行われた福富源流太鼓の演奏(古民家の庭にて)】

改修後の利用方法は、学生と地域住民の交流スペースやイベントスペースであると同時に、田舎暮らしが体験できる、福富町への移住促進の情報発信拠点とします。
2016年末から2017年3月にかけて、キッチンやトイレも新設され、室内は以前と比べると大きく様変わりしていました!
改修前、改修中、現在の室内の様子です。

今後は、第二期工事として、かまど・囲炉裏・五右衛門風呂も作っていく予定です。
今年の夏、秋にも、一般の方の参加できるワークショップを開催予定!

空家再生プロジェクトの今後の展開について、情報はHPで公開します。乞うご期待!!

【関連記事】
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