カテゴリー別アーカイブ: 情報学科

ビジネスプランコンテストで多数受賞の情報学科足立くんにインタビュー!

12月9日(土)、情報学科4年の足立 真一くん(経営情報システム研究室/片岡 隆之准教授)が、東京で開催された第5回「NICeなビジネスプランコンテスト」(主催:一般社団法人起業支援ネットワークNICe、共催:日本政策金融公庫)において、奨励賞を受賞しました!

本コンテストは、全国から応募者が集うビジネスコンテストで、社会人が多数参加する中で、応募総数121件の中からの奨励賞の受賞となりました。

受賞プラン名は「シェアカレ!」。
「手軽で気軽にシェアしよ!」をコンセプトに、教科書や学術本、講義ノートなどの学生用品を中心に、低価格でシェア(貸し借り)できるCtoC(個人間取引)のスマホアプリ。足立さんはこれにより大学生の経済的格差を是正し、日本中にマーケットプレイスを作っていきたいと考えます。

足立くんに、このビジネスのポイントとなる点を聞いてみました。

ポイントとなるのは『大学生に特化したビジネスモデル』。
教科書などの学生用品を、大学生の生活動線上である、大学内でシェアできる環境を構築することで、ビジネスとしての新規的価値を創出し、競合との大幅な差別化を図る。それが、サプライチェーンの最適化にも繋がり、結果的に、利便性の向上、物流コストの削減にも期待ができる。加えて、YoutubeやInstagramなどの、昨今の大学生がよく利用するSNSを用いたインフルエンサーマーケティングをおこなう事で、効率よく、大学生の利用者を増やしていく事も想像できる。」とのこと。

今回のコンテストの審査の基準は
・独自性(オリジナリティ)
・市場性(ニーズの有無や今後の成長可能性)
・実現可能性
・連携性(事業化や事業実施における異業種、異地域、異世代とのつながり力の重要度)
が審査項目となっていました。

足立くんは、この中の市場性の調査のために、大学講義の合間や、WEBアンケートを通して、100人以上の学生にアンケートを取り、マーケット調査と分析を行うことでビジネスプランに客観性を持たせたほか、実際に、試作アプリまで作ったそうです。

今年(2017年)、足立くんは今回の受賞の他、下記3つの大会でも優秀な成績を残しています。
もみじ経発塾「企業の魅力PRプレゼン大会」で「最優秀賞」受賞(3月)
「第21回HiBiSインターネットビジネスフォーラム2017」で「学生が考えるICTを活用したビジネス事例発表(学生の部)」 において「優秀ビジネス」事例に選出(10月)
「第24回ひろしまベンチャー助成金(学生枠)」で「広島ヤングベンチャー賞 地域コミュニティ・その他分野 銀賞」受賞(12月)

今後はビジネス特許の取得も視野に入れているとのこと。
足立くんのさらなる活躍を期待しています!

【情報学科】日本マイクロソフト株式会社特別講演

10月31日(火)、マイクロソフトコーポレーション(以下、「マイクロソフト」と称する)の日本法人である日本マイクロソフト株式会社 パートナー事業本部 ソリューション&ビジネス開発本部でシニアビジネスディべロップメントマネージャーとしてご活躍されている久保田 朋秀 様より、情報学科の『組織活動と情報システム』において「クラウド・ソーシャル・ビッグデータ・IoT時代の情報セキュリティ」と題し、特別講演していただきました。
マイクロソフトは、1975年4月4日にビル・ゲイツらによって設立された、「Empower every person and every organization on the planet to achieve more.」(地球上のすべての個人とすべての組織が、より多くのことを達成できるようにする)を企業ミッションとし、ソフトウエアおよびクラウドサービス、デバイスの営業・マーケティングを行う会社です。

   

SNSやクラウドサービス、私たちの日常を構成している「モノ」がインターネットにより相互接続する IoT:Internet of Things(モノのインターネット)はいま急速に拡大しています。また、EC事業(インターネット上で契約や決済を行い、物やサービスを売買すること)の発展などにより私たちの生活はより便利になり、距離や時間に影響されることなく、人と繋がり、多くの情報を得ることができます。また企業経営においても、IT化をいち早く進め、デジタルトランスフォーメーション(デジタル改革)に取り組んできた会社の業績は目を見張るものがあります。

   

しかしながら、インフラ整備されIT利活用が盛んになったにも関わらず、利便性や効率性が発揮できている国民はひと握りでその他多くはその成果を実感するに至っていないのが現実です。
日本政府は世界最先端IT 国家創造宣言として、「世界最高水準のIT 利活用社会を通じて、情報資源立国となるためには、それをけん引する人材、それを支える人材、それを享受して豊かに生活する人材が必要であり、我が国の誇る高い倫理観と安全・安心な生活文化の維持・強化と両立し得る施策を検討・整備することが必要である」と唱えています。高い情報リテラシー(情報モラルやセキュリティの知識)を発揮できる人材や高度な実践的人材が、今後より多く求められているのだそうです。
ビッグデータを扱うにあたり、不正アクセス等の情報漏えいを防ぐ機密性、データの改ざんを防ぐ完全性、システムを停止させないよう保持し続ける可用性を3要素を兼ね備えた情報セキュリティの必要性、情報システムやそこで扱われるデータなど、組織の重要な資産の保全を脅かすリスクの可能性についての算定式(リスク=脅威×脆弱性)を用いたリスクアセスメント、また情報セキュリティを維持するための抑止、予防、検知、復旧の4つの機能で構成される情報セキュリティコントロールについても学びました。

最後に、マイクロソフトの企業ミッションの取り組み(ダイバーシティ&インクルージョン)について、映像視覚障害を持つ社員が自ら開発した、視覚障害者コミュニティ向けに設計されたカメラで撮影した物体をAIで解析し読み上げてくれるiOS用アプリケーション「Seeing AI」、パーキンソン病患者の生活をアシストする腕時計型のウェアラブルデバイス「Emma Watch」を映像でご紹介いただきました。学生たちはとても興味津々の様子で見入っていました♪
情報学科では幅広い情報関連分野に対応できる知識と技術を習得できるカリキュラムが満載です。
学生たちは現在の学びが将来につながっていくことを実感できたのではないでしょうか。

久保田様、貴重なご講演をありがとうございました!!
(ブログ記事の一部をマイクロソフト、首相官邸ホームページより抜粋しています)

【関連記事】
【情報学科】SAPジャパン株式会社特別講演
【情報学科】ビジネスソフトウェア世界トップシェアSAPによる特別講演
「組織活動と情報システム」第1回特別講演(カープV号もやってきました!!)
『組織活動と情報システム』特別講演第3回を聴講しました

【情報学科】SAPジャパン株式会社特別講演

様々な業界の最前線でご活躍の方から貴重なお話を聞くことのできる、情報学科3年対象の科目「組織活動と情報システム」は、10月24日(火)の講義で第3回を迎えました。

第3回の講義では、前回に引き続きSAPジャパン株式会社より講師をお招きしました。
今回ご登壇頂いた、関口善昭様(SAPジャパン株式会社 デジタルエンタープライズ・プラットフォーム事業本部 CFOソリューション推進室 専任部長)には14年連続で当講義をご担当いただいており、ご自身の豊富なご経験を元に、毎年、学生たちに刺激を与えていただいています。

 

今年は、「デジタル社会における次世代型経営管理を考える」というテーマで、まず企業がグローバル経営に対応するために行った変化について、「企業統治としての機能強化」「地域での垂直統合から事業・製品軸への転換」「グローバル規模での標準化/シェアード化」をキーワードに、事例を紹介しながら、丁寧に説明していただきました。さらに、そのようなグローバル経営モデルを実現するための具体的な方法として、SAP社の最新システム『S/4 HANA』を活用した次世代型経営管理基盤の構築について詳細に解説していただきました。

講義後半では、13チーム・2テーマに分かれ、グループディスカッションとグループ発表を行いました。
テーマは、
①変化の激しい時代において、いかにPDCAサイクルを高速回転させるかが求められているが、その実現の為に、システムおよびシステム以外の面から考慮すべき事項は何か?
②どういう指標(KPI)を見ていくべきか?

グループ発表では、関口先生から、1グループごとに丁寧な講評や感想をいただきました。

経営管理にはシステムが欠かせないのはもちろんですが、そこから出た結果を活用するのは人間なので、やはり最後には人間同士のコミュニケーションがいかに大切かということを改めて感じました。
関口先生からも、同じ企業でありながら、多くの企業では、マネジメント側と現場、また部門間でKPI(目標達成度を評価する指標)が違うことから意思疎通がうまくいかなかったり利害が対立したりするケースが多いのだというお話がありました。

 

最後に、「今回の内容は就職した時、そして特に起業したり家業を継いで経営をする立場になったりするときには必ず大事になる話です。情報学科の皆さんには、財務や経理の話は馴染みがなかったかもしれませんが、経営管理が必要ない企業はないので、今日学んだことをきっかけに経営管理やKPIがテーマの本も読んでほしい」といった言葉を頂きました。

情報学科の皆さんが将来、企業内で使われるシステムの開発や運用の仕事に携わることになった時には、企業の経営の仕組みを知ることは必ず役に立つと思います。
関口先生、ありがとうございました。
次回は、10月31日(火)に行われる特別講演の様子をお届けします。

【関連記事】
「組織活動と情報システム」第1回特別講演(カープV号もやってきました!!)
【情報学科】ビジネスソフトウェア世界トップシェアSAPによる特別講演