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【情報学科】日本マイクロソフト株式会社特別講演

10月31日(火)、マイクロソフトコーポレーション(以下、「マイクロソフト」と称する)の日本法人である日本マイクロソフト株式会社 パートナー事業本部 ソリューション&ビジネス開発本部でシニアビジネスディべロップメントマネージャーとしてご活躍されている久保田 朋秀 様より、情報学科の『組織活動と情報システム』において「クラウド・ソーシャル・ビッグデータ・IoT時代の情報セキュリティ」と題し、特別講演していただきました。
マイクロソフトは、1975年4月4日にビル・ゲイツらによって設立された、「Empower every person and every organization on the planet to achieve more.」(地球上のすべての個人とすべての組織が、より多くのことを達成できるようにする)を企業ミッションとし、ソフトウエアおよびクラウドサービス、デバイスの営業・マーケティングを行う会社です。

   

SNSやクラウドサービス、私たちの日常を構成している「モノ」がインターネットにより相互接続する IoT:Internet of Things(モノのインターネット)はいま急速に拡大しています。また、EC事業(インターネット上で契約や決済を行い、物やサービスを売買すること)の発展などにより私たちの生活はより便利になり、距離や時間に影響されることなく、人と繋がり、多くの情報を得ることができます。また企業経営においても、IT化をいち早く進め、デジタルトランスフォーメーション(デジタル改革)に取り組んできた会社の業績は目を見張るものがあります。

   

しかしながら、インフラ整備されIT利活用が盛んになったにも関わらず、利便性や効率性が発揮できている国民はひと握りでその他多くはその成果を実感するに至っていないのが現実です。
日本政府は世界最先端IT 国家創造宣言として、「世界最高水準のIT 利活用社会を通じて、情報資源立国となるためには、それをけん引する人材、それを支える人材、それを享受して豊かに生活する人材が必要であり、我が国の誇る高い倫理観と安全・安心な生活文化の維持・強化と両立し得る施策を検討・整備することが必要である」と唱えています。高い情報リテラシー(情報モラルやセキュリティの知識)を発揮できる人材や高度な実践的人材が、今後より多く求められているのだそうです。
ビッグデータを扱うにあたり、不正アクセス等の情報漏えいを防ぐ機密性、データの改ざんを防ぐ完全性、システムを停止させないよう保持し続ける可用性を3要素を兼ね備えた情報セキュリティの必要性、情報システムやそこで扱われるデータなど、組織の重要な資産の保全を脅かすリスクの可能性についての算定式(リスク=脅威×脆弱性)を用いたリスクアセスメント、また情報セキュリティを維持するための抑止、予防、検知、復旧の4つの機能で構成される情報セキュリティコントロールについても学びました。

最後に、マイクロソフトの企業ミッションの取り組み(ダイバーシティ&インクルージョン)について、映像視覚障害を持つ社員が自ら開発した、視覚障害者コミュニティ向けに設計されたカメラで撮影した物体をAIで解析し読み上げてくれるiOS用アプリケーション「Seeing AI」、パーキンソン病患者の生活をアシストする腕時計型のウェアラブルデバイス「Emma Watch」を映像でご紹介いただきました。学生たちはとても興味津々の様子で見入っていました♪
情報学科では幅広い情報関連分野に対応できる知識と技術を習得できるカリキュラムが満載です。
学生たちは現在の学びが将来につながっていくことを実感できたのではないでしょうか。

久保田様、貴重なご講演をありがとうございました!!
(ブログ記事の一部をマイクロソフト、首相官邸ホームページより抜粋しています)

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様々な業界の最前線でご活躍の方から貴重なお話を聞くことのできる、情報学科3年対象の科目「組織活動と情報システム」は、10月24日(火)の講義で第3回を迎えました。

第3回の講義では、前回に引き続きSAPジャパン株式会社より講師をお招きしました。
今回ご登壇頂いた、関口善昭様(SAPジャパン株式会社 デジタルエンタープライズ・プラットフォーム事業本部 CFOソリューション推進室 専任部長)には14年連続で当講義をご担当いただいており、ご自身の豊富なご経験を元に、毎年、学生たちに刺激を与えていただいています。

 

今年は、「デジタル社会における次世代型経営管理を考える」というテーマで、まず企業がグローバル経営に対応するために行った変化について、「企業統治としての機能強化」「地域での垂直統合から事業・製品軸への転換」「グローバル規模での標準化/シェアード化」をキーワードに、事例を紹介しながら、丁寧に説明していただきました。さらに、そのようなグローバル経営モデルを実現するための具体的な方法として、SAP社の最新システム『S/4 HANA』を活用した次世代型経営管理基盤の構築について詳細に解説していただきました。

講義後半では、13チーム・2テーマに分かれ、グループディスカッションとグループ発表を行いました。
テーマは、
①変化の激しい時代において、いかにPDCAサイクルを高速回転させるかが求められているが、その実現の為に、システムおよびシステム以外の面から考慮すべき事項は何か?
②どういう指標(KPI)を見ていくべきか?

グループ発表では、関口先生から、1グループごとに丁寧な講評や感想をいただきました。

経営管理にはシステムが欠かせないのはもちろんですが、そこから出た結果を活用するのは人間なので、やはり最後には人間同士のコミュニケーションがいかに大切かということを改めて感じました。
関口先生からも、同じ企業でありながら、多くの企業では、マネジメント側と現場、また部門間でKPI(目標達成度を評価する指標)が違うことから意思疎通がうまくいかなかったり利害が対立したりするケースが多いのだというお話がありました。

 

最後に、「今回の内容は就職した時、そして特に起業したり家業を継いで経営をする立場になったりするときには必ず大事になる話です。情報学科の皆さんには、財務や経理の話は馴染みがなかったかもしれませんが、経営管理が必要ない企業はないので、今日学んだことをきっかけに経営管理やKPIがテーマの本も読んでほしい」といった言葉を頂きました。

情報学科の皆さんが将来、企業内で使われるシステムの開発や運用の仕事に携わることになった時には、企業の経営の仕組みを知ることは必ず役に立つと思います。
関口先生、ありがとうございました。
次回は、10月31日(火)に行われる特別講演の様子をお届けします。

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SAPは、ドイツに本社をおく、ビジネス向けコンピュータソフトウェアの開発、販売やコンサルティングを行う業界トップシェアの企業です。

近畿大学工学部情報学科では、SAPのシステムを授業プログラムに活用して、企業での実践的なシステム開発に生かせる知識や技術を学んでいます。

10月3日(火)の情報学科3年対象の科目「組織活動と情報システム」では、SAPの日本法人であるSAPジャパン株式会社より、プラットフォーム事業統括本部 データベース営業本部 第一営業部 立石 道生様を講師としてお招きし、特別講演をしていただきました。

ヒト、モノ、プロセス、情報などがどんどんデジタル化される中で、各業界では、これまでのように「物を作って売る」というだけでなく、例えばモノにセンサを埋め込み、モノとモノを通信させるなどして、今までの技術に新しい価値を加えたり、新しいビジネスを作りだしたりする必要が出てきています。

SAPでは、リアルタイムでデータの集約から分析まで行うことができるという特徴を持つインメモリデータベース「HANA」を使って、様々な企業の課題解決や新しいビジネスアイデアの創出をサポートする「デジタルイノベーション(変革)」を起こしています。

講義前半では、SAPのデジタルイノベーションの事例として、例えば
・様々なスポーツで、選手のプレーなどの分析により試合展開の予測をする
・オンラインゲームで、プレイヤーの行動予測をして、最適なタイミングで、最適なアイテムが購入できるようにオススメする
・タイヤメーカーが、購入者のタイヤの空気圧を常時リアルタイムにモニタリングして事故防止する
など、“リアルタイムにデータ分析できる”ということに価値のある活用方法が紹介されました。

 

講義の後半では、実際に学生たちが、世の中に役立つ新しいデジタルイノベーションのアイデアを考え、グループディスカッションや発表を行いました。

アイデア検討のポイントは、「コスト、技術、労力などあらゆる制約を一旦無視すること」。
コストや技術的な実現性はさておき、どれだけ相手に共感し、顧客目線で問題・課題解決方法を考えて提案できるかという、SAPのイノベーション(変革)のポイントになった「デザインシンキング」という考え方に基づいています。

学生たちからは、健康や睡眠のサポート、働き手不足の解消、共働き世帯の子育て支援、高齢者の生活支援、外国人観光客のサポートなど、日本が抱える様々な身近な社会問題を情報の技術で解決するアイデアがたくさん出てきました。

中には、立石先生から「このアイデアは技術的にはすぐに実現できそうなので新しいビジネスにできるかも」という太鼓判を頂いたアイデアもありました。最後に「データをいかに活用するかがこれからのビジネスの鍵。色々な方面にアンテナを張って!」とアドバイスを頂きました。

立石様、ありがとうございました。

次回の「組織活動と情報システム」での特別講演も同じくSAPジャパン株式会社から講師をお招きし、10月24日に開講します。

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