学部長あいさつ

未来技術を創造する技術者・研究者の育成を目指して
近畿大学は「人格陶冶」と「実学教育」を旨として設立されて以来、現在13学部48学科を有する総合大学として発展しております。工学部は、その中の一つの学部として昭和34年に創設され、50年以上の歴史を有する伝統ある学部です。この間、日本の技術を支える技術者・研究者として2万人以上の卒業生を輩出してまいりました。
さて、工学部では社会や技術の変化に対応すべく長期的視野に立ち、「人間性」、「専門性」、「国際性」を有する技術者・研究者の育成を目標に教育を行っております。現在のグローバル化された社会の中では、真の技術者・研究者としての能力が問われていることは言うまでもありません。これを担保するための評価の一つが、日本技術者認定機構(JABEE)の認定です。工学部では、3学科が認定を受けており、他の学科も受審あるいは受審予定です。このような取り組みを通じて、専門性はもちろんのこと、持続可能な社会を実現するための環境マインド、倫理観を持つ技術者・研究者を育成しております。また、「工学部教育推進センター」を中心として、大学生として重要な教養教育、数学・英語を中心とした専門基礎学力の保証への対応を図るとともに、“教育力”の向上への対応も図っております。
このような技術者・研究者を教育するために欠かせないのが“研究力”です。東広島キャンパスには「次世代基盤技術研究所」を併設しており、社会連携センターと4つの研究分野の研究センターを設置しております。研究所では、平成21年度私立大学戦略的研究基盤形成支援事業に採択された「地域連携による自動車技術の開発」に関する研究プロジェクトを平成25年まで実施しております。このような地域企業との研究開発の中で学生を教育できることは、大学教育において重要な意味を持っており、真の技術者・研究者としての力をつけるための重要な役割を担っているとともに、教員の研究ポテンシャルの向上にも役立っています。工学部では広島という地域の特性を生かした“地域連携”により、教育と研究を両輪とした教育体制を整えています。
近畿大学工学部は広島に位置しておりますが、全国から多くの学生が集まってきており、文化の異なる中で育った学生の皆さんが切磋琢磨しながら大学生としての素養を身に付けることができる環境にあります。また、地域の広島大学との連携、企業との連携を図りながら、教育・研究できる環境にあります。未来に向けて教育・研究システムを改善しながら、学生の皆さんを“未来技術を創造できる技術者・研究者として育て上げる”ために、教職員一同邁進してまいります。
工学部長 京極 秀樹





